千里山ブラウズ

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いかなごの釘煮

2010-04-08 00:19:15 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 今年の桜もたけなわとなってきましたが、僕の中で春を感じるもの(美味)としては、菜の花のお浸しといかなごの釘煮がランキング上位になります。
 菜の花のお浸しはスーパーの惣菜売り場に出初めの頃には、かなり高い値段が付けられているので興味はあっても手が伸びませんが、出回る様になるとほとんど毎日食べています。ほろ苦さの中に辛しの和え物特有の刺激が鼻腔まで広がり、何とも言えず清冽な感覚が春の新鮮な気分にマッチするようです。また花を食べるという食材も少ないのではないかと想います。花粉など特別の栄養素が摂れる感じがするのも気に入っているところです。
 そしてもう一つの春を感じるいかなごの釘煮の方ですが、まさに今が旬でスーパーの試食コーナーを飾っていますが、こちらは自分では余り買ったことは無く、何故かよく頂くことがあります。その内に期待するようになり、それとなく催促したりしている自分がいます。
 今年も兵庫県の相生が故郷の知人のKさんに催促していたところ、期待通り実家へ帰ったお土産のお裾分けに与りました。地元で嫁がれているお姉さんが、本場の故郷の沖で獲れたいかなごから上手に造られたのを、いつものようにたくさん貰って帰られたということです。Kさんそしてお姉さん、春の味を有り難うございます。生姜・山椒が程よく効いてとても美味しいです。
「いかなご」ってどんな魚?
春を呼ぶ小魚として、関西では連日大賑わい! いかなごとは、別名、小女子(こうなご)とも呼ばれ、兵庫県、瀬戸内海を中心に生息してます。12月~1月に産卵、2月後半~3月初旬にかけ、漁獲解禁になることが多いため、関西地方では、「春を呼ぶ小魚」として、地元民に親しまれており、家庭でも勤しんで、調理されるケースも少なくないようです。
漁獲後は急速に鮮度が落ちるため、生での輸送は難しく、「くぎ煮」や「釜揚げ」にして、全国に届けられるケースが多いようです。【佃煮通販