GW前半の家族行事は家族3人の1泊ドライブ。行き先は母のリクエストで木曽御岳。88歳の母は、なぜか木曽御岳山が大好きで、去年のGWも木曽御岳でした。そこで、同じコースにならないように計画しました。

<4月29日>
午前10時、渋滞覚悟で家を出て、東海環状道豊田松平ICから北に向かってシュピーレンを走らせました。ところが、不思議にことにまったく渋滞することなくハイペースのまま中央道中津川ICへ。そして、接続するR19もすいすい走り、南木曽町三留野宿の河川敷で少し早めの昼食にしました。古い木造の三留野大橋と木曽川にかかる鯉のぼり。それに青い空と木々の緑。いい感じです。妻の作ったお弁当を母と3人で食べました。青空の下、なんとなくピクニック気分でした。



その後、R19をさらに北上し、木曽町三岳の道の駅「みたけ」でトイレ休憩。そして、牧尾ダムに向かいました。
新緑の山々に抱かれたダム湖は、紅白の花桃と爽やかな春の風でとても素敵でした。


予定よりかなり早く着いたので、明日の朝に計画していた御岳ロープウェイへ行くことにしました。かつて御岳ロープウェイスキー場があり、賑わっていましたが、ブームも去り、今はスキー場の営業はしていません。それでも、ロープウェイの営業は続いているので、手軽に2000m級の御岳中腹まで行くことができます。


くねくねした坂道をぐんぐん登り、ロープウェイ乗り場に行きました。ここから七合目までロープウェイで一気に登ります。上を眺めるとまだ雪が残っています。3人とも冬のパーカーを羽織ってロープウェイに乗り込みました。

15分ほどの空中散歩を終え外に出ると、寒くない。3人ともパーカーを脱いで少しだけ山頂駅周辺を散策しました。2150mの御岳中腹から眺める風景は、左に北アルプス、目の前に中央アルプスが僕たちの目の高さに見えるのです。そして背後には雪を被った御岳の頂が。スキー場の営業はなくなってしまいましたが、山頂駅より上ではクロスカントリーが楽しめるようです。時折、スキーヤーが降りてきては下りのロープウェイに乗っていきます。ちょっとした坂道と階段で御岳社に行くことができます。高齢の母は歩くのがつらそう・・・と思ったら、なんとまったく平気そうに歩いていました。しかも大喜びして。母が喜んでくれると僕も嬉しくなります。

2000m級からの眺めや残雪の中の散策をしっかりと楽しみ、再びロープウェイで山を下りました。麓の売店で買い物をする時も、一番元気そうにしていたのが母でした。
御岳ロープウェイから予約しておいたホテル木曽温泉まではすぐ近くです。ホテルに着いたのがまだ5時前。道路がすいていたおかげで、のんびりした旅になっています。
僕と妻は温泉に入りに行きましたが、母は「私は後でいい」と言って部屋でお留守番です。やっぱり疲れたのだと思います。
木曽温泉のお湯はちょっと泥色で、なんだか神経系に持病のある僕にはすごくよさそうな気がして、実はこれまでに何度も来ています。僕好みのぬるめのお湯は適度につるつるして、少し長めに入ってしまいます。

温泉の後は豪華な食事が待っています。普段食べられない柔らかな信州牛に肉厚のうなぎ、地の山菜の天ぷらに信州蕎麦。まだまだたくさんありすぎて、超満足です。いつもは少食の母もたくさん食べていましたが、とても食べきれず、仕方がないので僕がうなぎ半分と信州牛の多くを食べてあげました。仕方なしに・・・です。

大河ドラマ「西郷どん」をみて、お気に入りの温泉へ行ってもうひとっ風呂。極楽極楽~。
すやすやと眠っている母の寝顔を見て、明日は開田高原をちょっとだけぶらっとして、母に無理させないように早めに帰ろうと思いました。
母と旅行…あと何回できるんだろう。
<4月30日>
今日も朝からいい天気です。窓から見える御岳山もくっきりはっきり、本当に存在感バツグンの山だなあと思います。

この日に予定していた御岳ロープウェイも昨日行ったので、10時近くまで部屋でのんびりと過ごしてから出発しました。

まずはR361の九蔵峠です。僕は九蔵峠から眺める御岳山が超お気に入りなのです。ちょっとした駐車スペースにシュピーレンを停め、絶景スポットに走るとすぐに母を呼びました。

「わあ~、すごい!」
母の喜ぶ声。3人でしっかりと目に焼き付け、九蔵峠を後にしました。

そのままR361を開田方面に進むと、妻のお気に入りの店「やまぼうし」があります。素敵な焼き物が小さな店いっぱいに並べられています。びっくりすることに、母が一番に柔らかな優しい感じのする急須を手に取り、
「これください。」
母は店に入った瞬間にその急須が目に入り、ピピッときたようです。

妻はいろいろ手に取り、取っ手の無いコーヒーカップを買うことにしました。それで、僕も妻が選んだのとよく似たカップを買いました。
最後に御嶽神社前の売店に立ち寄り、百草丸とお土産を買って、帰りのR19へとクルマを進めました。時間はまだ11時。これならGWの渋滞に遭うこともなく帰れそうです。
木曽川に沿って走るR19はバイクで走ると爽快な道です。天気もいいし、空気も爽やかだし、いいなライダーたち、なんて思いながら快適に走りました。
お昼はどこも混んでいるだろうと思い、途中のセブンイレブンで3人分のパンと飲み物を買い、車中食にすることにしました。


お昼を過ぎたあたりに道の駅「賤母」にシュピーレンを止めました。レストランはもちろん大混雑していました。しかし、そこはシュピーレン。見かけはトヨタライトエースバンでも、中身はキャンピングカーです。テーブルを3人で囲むように席をアレンジして昼食をすませました。
その後も拍子抜けするくらいスムースな流れるようなペースで中津川IC~中央道~東海環状道を走ることができ、2時頃には帰宅することができました。
とにかく天気に恵まれました。親孝行のつもりのドライブも、僕たち夫婦にとっても素敵な旅になりました。
存在感バツグンの御岳の勇姿と、母のうれしそうな顔がしっかりと目に焼き付いています。

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<4月29日>
午前10時、渋滞覚悟で家を出て、東海環状道豊田松平ICから北に向かってシュピーレンを走らせました。ところが、不思議にことにまったく渋滞することなくハイペースのまま中央道中津川ICへ。そして、接続するR19もすいすい走り、南木曽町三留野宿の河川敷で少し早めの昼食にしました。古い木造の三留野大橋と木曽川にかかる鯉のぼり。それに青い空と木々の緑。いい感じです。妻の作ったお弁当を母と3人で食べました。青空の下、なんとなくピクニック気分でした。



その後、R19をさらに北上し、木曽町三岳の道の駅「みたけ」でトイレ休憩。そして、牧尾ダムに向かいました。
新緑の山々に抱かれたダム湖は、紅白の花桃と爽やかな春の風でとても素敵でした。


予定よりかなり早く着いたので、明日の朝に計画していた御岳ロープウェイへ行くことにしました。かつて御岳ロープウェイスキー場があり、賑わっていましたが、ブームも去り、今はスキー場の営業はしていません。それでも、ロープウェイの営業は続いているので、手軽に2000m級の御岳中腹まで行くことができます。


くねくねした坂道をぐんぐん登り、ロープウェイ乗り場に行きました。ここから七合目までロープウェイで一気に登ります。上を眺めるとまだ雪が残っています。3人とも冬のパーカーを羽織ってロープウェイに乗り込みました。


15分ほどの空中散歩を終え外に出ると、寒くない。3人ともパーカーを脱いで少しだけ山頂駅周辺を散策しました。2150mの御岳中腹から眺める風景は、左に北アルプス、目の前に中央アルプスが僕たちの目の高さに見えるのです。そして背後には雪を被った御岳の頂が。スキー場の営業はなくなってしまいましたが、山頂駅より上ではクロスカントリーが楽しめるようです。時折、スキーヤーが降りてきては下りのロープウェイに乗っていきます。ちょっとした坂道と階段で御岳社に行くことができます。高齢の母は歩くのがつらそう・・・と思ったら、なんとまったく平気そうに歩いていました。しかも大喜びして。母が喜んでくれると僕も嬉しくなります。

2000m級からの眺めや残雪の中の散策をしっかりと楽しみ、再びロープウェイで山を下りました。麓の売店で買い物をする時も、一番元気そうにしていたのが母でした。
御岳ロープウェイから予約しておいたホテル木曽温泉まではすぐ近くです。ホテルに着いたのがまだ5時前。道路がすいていたおかげで、のんびりした旅になっています。
僕と妻は温泉に入りに行きましたが、母は「私は後でいい」と言って部屋でお留守番です。やっぱり疲れたのだと思います。
木曽温泉のお湯はちょっと泥色で、なんだか神経系に持病のある僕にはすごくよさそうな気がして、実はこれまでに何度も来ています。僕好みのぬるめのお湯は適度につるつるして、少し長めに入ってしまいます。

温泉の後は豪華な食事が待っています。普段食べられない柔らかな信州牛に肉厚のうなぎ、地の山菜の天ぷらに信州蕎麦。まだまだたくさんありすぎて、超満足です。いつもは少食の母もたくさん食べていましたが、とても食べきれず、仕方がないので僕がうなぎ半分と信州牛の多くを食べてあげました。仕方なしに・・・です。

大河ドラマ「西郷どん」をみて、お気に入りの温泉へ行ってもうひとっ風呂。極楽極楽~。
すやすやと眠っている母の寝顔を見て、明日は開田高原をちょっとだけぶらっとして、母に無理させないように早めに帰ろうと思いました。
母と旅行…あと何回できるんだろう。
<4月30日>
今日も朝からいい天気です。窓から見える御岳山もくっきりはっきり、本当に存在感バツグンの山だなあと思います。

この日に予定していた御岳ロープウェイも昨日行ったので、10時近くまで部屋でのんびりと過ごしてから出発しました。

まずはR361の九蔵峠です。僕は九蔵峠から眺める御岳山が超お気に入りなのです。ちょっとした駐車スペースにシュピーレンを停め、絶景スポットに走るとすぐに母を呼びました。

「わあ~、すごい!」
母の喜ぶ声。3人でしっかりと目に焼き付け、九蔵峠を後にしました。

そのままR361を開田方面に進むと、妻のお気に入りの店「やまぼうし」があります。素敵な焼き物が小さな店いっぱいに並べられています。びっくりすることに、母が一番に柔らかな優しい感じのする急須を手に取り、
「これください。」
母は店に入った瞬間にその急須が目に入り、ピピッときたようです。

妻はいろいろ手に取り、取っ手の無いコーヒーカップを買うことにしました。それで、僕も妻が選んだのとよく似たカップを買いました。
最後に御嶽神社前の売店に立ち寄り、百草丸とお土産を買って、帰りのR19へとクルマを進めました。時間はまだ11時。これならGWの渋滞に遭うこともなく帰れそうです。
木曽川に沿って走るR19はバイクで走ると爽快な道です。天気もいいし、空気も爽やかだし、いいなライダーたち、なんて思いながら快適に走りました。
お昼はどこも混んでいるだろうと思い、途中のセブンイレブンで3人分のパンと飲み物を買い、車中食にすることにしました。


お昼を過ぎたあたりに道の駅「賤母」にシュピーレンを止めました。レストランはもちろん大混雑していました。しかし、そこはシュピーレン。見かけはトヨタライトエースバンでも、中身はキャンピングカーです。テーブルを3人で囲むように席をアレンジして昼食をすませました。
その後も拍子抜けするくらいスムースな流れるようなペースで中津川IC~中央道~東海環状道を走ることができ、2時頃には帰宅することができました。
とにかく天気に恵まれました。親孝行のつもりのドライブも、僕たち夫婦にとっても素敵な旅になりました。
存在感バツグンの御岳の勇姿と、母のうれしそうな顔がしっかりと目に焼き付いています。

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