お久しぶりです。夜な夜な作文書いてました。
やっぱりいいわあ、北海道は。コロナ非常事態宣言が解除され、感染予防に気をつければ北海道にも行ける。少し前から計画は立てていたもののコロナ感染の怖さもあり、遠出を避けていました。6月20日の解除の数日前、思い切って中部~女満別の飛行機と宿2人分の予約をしてしまいました。予約したら、行くしかありません。翌週、2泊3日北海道弾丸知床ツーリングを決行しました。
<6月26日>
朝5時に家を出て、中部空港へ。中部~女満別間の直行便はないので、ANA・エアDoの乗り継ぎ便を利用しました。7時30分発のANA、そして羽田でエアDoに乗り換え、女満別に着いたの午後1時。北見行きのバスに乗り、レンタルバイクショップ最寄りの停留所「工業大学入り口」で降り、歩くこと20分。これがまた大変でした。なにしろ、気温は30℃。東京より暑い。雨男、雨女どころか、真夏の空の下、重い荷物を持ってとぼとぼと歩く2人。2人とも全身汗びっしょりでレンタルバイクショップ北見に着きました。
借りたバイクは2台のホンダレブル。ここ数年の弾丸はレブルを愛用しています。
走り出して美幌町までのR39は暑さで気分も乗らず、インカムで「豊田と変わらないじゃん」なんて言いながら走っていました。それでも、R344に入った辺りからだんだん北海道らしさが感じられるようになり、東藻琴の道の駅に着いた時にはすっかり「オレたちホッカイドー走ってるー」という気分になっていました。普通の土曜日だよ、今日は。なのに今北海道にをバイクで走ってる。最高じゃん。
道の駅を出て東藻琴から清里までのひたすら真っ直ぐな道を走っていると、その雄大さに、自分のしていること全てがちっぽけなものに感じてしまいます。そんなことを思っているうちに、北海道の寒さを感じてきました。「ちょっと寒い」こうでなくちゃ。前も後ろもまっすぐな道の端にバイクを停め、夏ブルゾンの下にトレーナーを着ました。ちょうどいい涼しさの中、斜里の「天まで続く道」にたどり着きました。道の先が空。これまで感じていた「自分のしていること全てがちっぽけなもの」という思いがさらに強くなり、シャバのことが無になり、気分は最高。今が一番楽しい瞬間になるのです。いいわあ、北海道。
午後5時頃、知床ウトロの常宿「酋長の家」に着きました。いつも笑顔で迎えてくれてアイヌの話をいっぱい聞かせてくれる女将さんは体調を崩されていて宿にはいませんでした。息子さんご夫婦に温かく迎えていただき、あっつ~い温泉に入り、アイヌ料理や毛がにに舌鼓。普通の土曜日の今、こうして知床にいることが不思議な感じがしました。僕たちは、常の世界から別天地にやって来たのです。
<6月27日>
今日も朝から夏の日差し。まずはお決まりの知床横断道路を走ります。
朝の知床横断道路は清々しくて本当に気持ちがいい。峠の駐車場に着き、碑の前でまずは記念写真。道路を渡って東の海を眺めると、国後島が肉眼ではっきりと見えました。透きとおったような快晴の知床峠です。羅臼岳もくっきり。すごすぎる~。
さらにバイクを南に進めてそのまま横断道路を降りて羅臼へ行きました。そして、2人の大好きなドラマ「北の国から」の純の番屋でコーヒータイム。なんか癒やされる~。
R335を標津まで下り、そこからR244で知床半島の根本を北に向かって斜里に出ました。その間、ほとんどクルマが走ってなくてほぼほぼ僕たちだけの占有道路。道と2台のレブルと牧場と森だけの世界なのです。
斜里からすぐ隣のJR釧網本線やむべつ(止別)駅の駅舎のラーメン屋「えきばしゃ」でお昼ごはんにしました。僕は醤油チャーシュー、妻は味噌チャーシュー。味が濃い。チャーシュー厚い。うまいラーメンだったわあ。
次は小清水原生花園。いつも訪れるのはお盆の頃かお盆のあとなので、花園と言っても花が終わっていて原生草原状態の原生花園しか見たことがありませんでした。今回は違います。黄色とオレンジ色の花が咲き乱れてそれはそれは美しい世界が広がっていました。別天地です。そして、すぐ近くの濤沸湖。道道467で湖畔のパーキングに行ってみました。水面と地面が同じ高さに見えました。なんとも神秘的な雰囲気の湖です。
その後、美瑛のパッチワークの丘を彷彿させる美しい景色の農道を走り、川湯へつながる道道102で芝桜の東藻琴へ。芝桜は終わっていてただの丘になっていましたが、その先の藻琴展望台から見る屈斜路湖の眺めはそれはそれはの美しいものでした。
そして、峠を下り、屈斜路湖の砂湯の駐車場にレブルを停め、屈斜路湖畔へ。湖岸の砂浜を足で掘ると、そこが温泉なのです。突然、妻が靴下を脱ぎ始めました。「えっ、入るの」と僕。「せっかくだもん。」と妻。「あったかくて、気持ちいい~。」僕も、あとで足を拭くのがめんどくさいなあと思いながら、妻がうらやましくなったので靴下を脱いで掘った穴に足を入れました。「ほんとだあ、気持ちいい~。」なんとも不思議です。数10cm先の水意味の水はつめたいのに、穴の中の水は温水。だから、2人とも足湯気分。それから、いつものように斜路湖に棲む青い恐竜クッシーの写真を撮って駐車場に戻りました。
最後の目的地は美幌町に戻る峠の美幌峠です。屈斜路湖側から登るのは初めてかもしれません。
美幌峠から見る屈斜路湖の景色は圧巻です。誰もが思わず「わあ~っ」と声をあげるくらいの美しさ。僕たちが勝手に「いもだんごの岩」と名付けている平たい岩に腰を下ろし、屈斜路湖の絶景を眺めました。「いもだんごの岩」とは、僕たちはここに来たら必ず売店でいもだんごを買ってその岩に座って食べながら絶景を楽しむことにしているからです。
時計は5時半を回っていました。レブルを返す時間がせまっています。夕暮れの屈斜路湖も心に響くものがありました。後ろ髪を引かれる思いで美幌峠を後にしました。
峠を下り、美幌町からR39で北見に戻りました。そうして、2日間僕たちを楽しませてくれた2台のレブルを返しました。
レンタルバイクショップからはタクシーでルートイン北見に行き、ホテルの大浴場の温泉に浸かり、旅を反芻しながら思いっきり湯船で足を伸ばしてくつろぎました。楽しかったなあ~。
<6月28日>
空港行きの直通バス女満別空港に行き、10;30発のANA新千歳行きに乗り、乗り継ぎ便で中部空港に戻りました。旅の終わりはあっけないものです。お昼過ぎには自宅なのですから。そして翌日から常の世界に戻っていつもどおり仕事です。
長年、国語科教育にどっぷり浸かってきた僕もそろそろ引退を意識するようになってきました。しかしそれもちっぽけなものに感じてしまうから、雄大な大地を見るってすごいことだと思いました。「そんなのスパッと決めなくても自分の思うようにすればいいじゃん」雄大な大地を見てきた今、そんな気分です。
今年1回目の北海道ツーリングは終わってしまいましたが、心に残るものはたくさんありました。すでに、2回目の弾丸ツーリングも来月6~8日で決定しています。次は宗谷岬です。そして、密かに大学の前期再試験と後期ガイダンスの間の9月に10日間くらい休みを取ってソロツーを企んでいます。石狩~知床北海道横断なんてどうかなあ、なんてね。北海道ツー、何度でも行きたくなるのです。
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やっぱりいいわあ、北海道は。コロナ非常事態宣言が解除され、感染予防に気をつければ北海道にも行ける。少し前から計画は立てていたもののコロナ感染の怖さもあり、遠出を避けていました。6月20日の解除の数日前、思い切って中部~女満別の飛行機と宿2人分の予約をしてしまいました。予約したら、行くしかありません。翌週、2泊3日北海道弾丸知床ツーリングを決行しました。
<6月26日>
朝5時に家を出て、中部空港へ。中部~女満別間の直行便はないので、ANA・エアDoの乗り継ぎ便を利用しました。7時30分発のANA、そして羽田でエアDoに乗り換え、女満別に着いたの午後1時。北見行きのバスに乗り、レンタルバイクショップ最寄りの停留所「工業大学入り口」で降り、歩くこと20分。これがまた大変でした。なにしろ、気温は30℃。東京より暑い。雨男、雨女どころか、真夏の空の下、重い荷物を持ってとぼとぼと歩く2人。2人とも全身汗びっしょりでレンタルバイクショップ北見に着きました。
借りたバイクは2台のホンダレブル。ここ数年の弾丸はレブルを愛用しています。
走り出して美幌町までのR39は暑さで気分も乗らず、インカムで「豊田と変わらないじゃん」なんて言いながら走っていました。それでも、R344に入った辺りからだんだん北海道らしさが感じられるようになり、東藻琴の道の駅に着いた時にはすっかり「オレたちホッカイドー走ってるー」という気分になっていました。普通の土曜日だよ、今日は。なのに今北海道にをバイクで走ってる。最高じゃん。
道の駅を出て東藻琴から清里までのひたすら真っ直ぐな道を走っていると、その雄大さに、自分のしていること全てがちっぽけなものに感じてしまいます。そんなことを思っているうちに、北海道の寒さを感じてきました。「ちょっと寒い」こうでなくちゃ。前も後ろもまっすぐな道の端にバイクを停め、夏ブルゾンの下にトレーナーを着ました。ちょうどいい涼しさの中、斜里の「天まで続く道」にたどり着きました。道の先が空。これまで感じていた「自分のしていること全てがちっぽけなもの」という思いがさらに強くなり、シャバのことが無になり、気分は最高。今が一番楽しい瞬間になるのです。いいわあ、北海道。
午後5時頃、知床ウトロの常宿「酋長の家」に着きました。いつも笑顔で迎えてくれてアイヌの話をいっぱい聞かせてくれる女将さんは体調を崩されていて宿にはいませんでした。息子さんご夫婦に温かく迎えていただき、あっつ~い温泉に入り、アイヌ料理や毛がにに舌鼓。普通の土曜日の今、こうして知床にいることが不思議な感じがしました。僕たちは、常の世界から別天地にやって来たのです。
<6月27日>
今日も朝から夏の日差し。まずはお決まりの知床横断道路を走ります。
朝の知床横断道路は清々しくて本当に気持ちがいい。峠の駐車場に着き、碑の前でまずは記念写真。道路を渡って東の海を眺めると、国後島が肉眼ではっきりと見えました。透きとおったような快晴の知床峠です。羅臼岳もくっきり。すごすぎる~。
さらにバイクを南に進めてそのまま横断道路を降りて羅臼へ行きました。そして、2人の大好きなドラマ「北の国から」の純の番屋でコーヒータイム。なんか癒やされる~。
R335を標津まで下り、そこからR244で知床半島の根本を北に向かって斜里に出ました。その間、ほとんどクルマが走ってなくてほぼほぼ僕たちだけの占有道路。道と2台のレブルと牧場と森だけの世界なのです。
斜里からすぐ隣のJR釧網本線やむべつ(止別)駅の駅舎のラーメン屋「えきばしゃ」でお昼ごはんにしました。僕は醤油チャーシュー、妻は味噌チャーシュー。味が濃い。チャーシュー厚い。うまいラーメンだったわあ。
次は小清水原生花園。いつも訪れるのはお盆の頃かお盆のあとなので、花園と言っても花が終わっていて原生草原状態の原生花園しか見たことがありませんでした。今回は違います。黄色とオレンジ色の花が咲き乱れてそれはそれは美しい世界が広がっていました。別天地です。そして、すぐ近くの濤沸湖。道道467で湖畔のパーキングに行ってみました。水面と地面が同じ高さに見えました。なんとも神秘的な雰囲気の湖です。
その後、美瑛のパッチワークの丘を彷彿させる美しい景色の農道を走り、川湯へつながる道道102で芝桜の東藻琴へ。芝桜は終わっていてただの丘になっていましたが、その先の藻琴展望台から見る屈斜路湖の眺めはそれはそれはの美しいものでした。
そして、峠を下り、屈斜路湖の砂湯の駐車場にレブルを停め、屈斜路湖畔へ。湖岸の砂浜を足で掘ると、そこが温泉なのです。突然、妻が靴下を脱ぎ始めました。「えっ、入るの」と僕。「せっかくだもん。」と妻。「あったかくて、気持ちいい~。」僕も、あとで足を拭くのがめんどくさいなあと思いながら、妻がうらやましくなったので靴下を脱いで掘った穴に足を入れました。「ほんとだあ、気持ちいい~。」なんとも不思議です。数10cm先の水意味の水はつめたいのに、穴の中の水は温水。だから、2人とも足湯気分。それから、いつものように斜路湖に棲む青い恐竜クッシーの写真を撮って駐車場に戻りました。
最後の目的地は美幌町に戻る峠の美幌峠です。屈斜路湖側から登るのは初めてかもしれません。
美幌峠から見る屈斜路湖の景色は圧巻です。誰もが思わず「わあ~っ」と声をあげるくらいの美しさ。僕たちが勝手に「いもだんごの岩」と名付けている平たい岩に腰を下ろし、屈斜路湖の絶景を眺めました。「いもだんごの岩」とは、僕たちはここに来たら必ず売店でいもだんごを買ってその岩に座って食べながら絶景を楽しむことにしているからです。
時計は5時半を回っていました。レブルを返す時間がせまっています。夕暮れの屈斜路湖も心に響くものがありました。後ろ髪を引かれる思いで美幌峠を後にしました。
峠を下り、美幌町からR39で北見に戻りました。そうして、2日間僕たちを楽しませてくれた2台のレブルを返しました。
レンタルバイクショップからはタクシーでルートイン北見に行き、ホテルの大浴場の温泉に浸かり、旅を反芻しながら思いっきり湯船で足を伸ばしてくつろぎました。楽しかったなあ~。
<6月28日>
空港行きの直通バス女満別空港に行き、10;30発のANA新千歳行きに乗り、乗り継ぎ便で中部空港に戻りました。旅の終わりはあっけないものです。お昼過ぎには自宅なのですから。そして翌日から常の世界に戻っていつもどおり仕事です。
長年、国語科教育にどっぷり浸かってきた僕もそろそろ引退を意識するようになってきました。しかしそれもちっぽけなものに感じてしまうから、雄大な大地を見るってすごいことだと思いました。「そんなのスパッと決めなくても自分の思うようにすればいいじゃん」雄大な大地を見てきた今、そんな気分です。
今年1回目の北海道ツーリングは終わってしまいましたが、心に残るものはたくさんありました。すでに、2回目の弾丸ツーリングも来月6~8日で決定しています。次は宗谷岬です。そして、密かに大学の前期再試験と後期ガイダンスの間の9月に10日間くらい休みを取ってソロツーを企んでいます。石狩~知床北海道横断なんてどうかなあ、なんてね。北海道ツー、何度でも行きたくなるのです。
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