まずは、これまでのバック・ナンバーです。
⑥千葉・小湊鐵道
⑤福井・えちぜん鉄道三国芦原線
④東京・JR青梅線
③神奈川~静岡・JR御殿場線
②神奈川・箱根登山鉄道
①千葉・銚子電鉄
そして今回は、河津桜満開の伊豆急行線途中下車の旅をしました。
2月26日(金)、休日出勤の振替休日で久しぶりの平日休みでした。そこで、満開の河津桜を見て、いくつかの駅で途中下車して駅周辺の散策、そして温泉を楽しもうと、今回は伊豆急行線に乗ることにしました。
伊豆急行線は伊東から下田ですが、伊豆急の電車はJR伊東線始発駅の熱海駅から出ています。それで前泊の26日はJR熱海駅の近くのビジネスホテルに泊まりました。
関東方面に行ったらどうしても乗ってみたいと思っていた電車がありました。それは、おそらく首都圏にしかない普通列車のグリーン車です。そこで、名古屋から新幹線のぞみで新横浜へ行き、横浜線で横浜へ、ちょっとぶらぶらして、横浜から熱海までグリーン車に乗ってみました。16両編成の通勤快速列車の4号車と5号車の二階建ての車両です。上部のウィンドゥが湾曲したかっこいい車両です。横浜から平塚まで下の階の座席に座りました。、駅に停まると真横がホームの床です。平塚で7分後の熱海行きに乗り換えて上の階の座席で熱海駅まで行きました。ゆったりシートでまるで特急気分です。でも、普通列車なので各駅停車。
よく考えたら、僕にとってグリーン車初体験でした。生まれて初めて乗ったグリーン車が通勤快速と普通列車・・・。それでも980円のおもしろい体験でした。
熱海駅からホテルに行く途中に「天国葬祭場」というおもしろい名前の葬儀屋さんがありました。ここで葬式をあげれば、地獄に落ちることはないでしょう。
2月27日(土)8時前にJR熱海駅に行き、伊豆急行線途中下車の旅の始まりです。
8時24分発が伊豆急行普通列車リゾート21の最初の列車です。ホームで待っていると、テレビで見た「にゃらん号」が入線してきました。30分前から並んで乗った僕は海側の席に座り、すっかりリゾート気分です。ところが、河津桜満開の天気のいい土曜日とあって、次から次へと乗り込んできて発車する時には超満員になっていました。30分前に並んだのは、超満員を予想していたからです。
大きな窓から東伊豆のオーシャンビューと、所々に見られる早咲きの桜を楽しんで河津駅で途中下車。超満員の乗客のほとんどが河津駅で降りたため、改札出口は長い行列になりました。2月中旬に咲く河津桜が満開で駅を出ると「桜まつり」で大賑わいでした。
約1㎞にわたる濃いピンクの桜並木の下には鮮やかな黄色の菜の花が咲き、黄色とピンクのコラボがとても素敵でした。
次に向かったのが終点の下田駅です。駅を出ると黒船の模型が置いてありました。
開国の下田港で一休みしていると、遊覧船の黒船がやってきました。観光客が乗り込むのを見た後、話題の金目鯛の下田バーガーの店に行きました。メニューを見てびっくり。ハンバーガー1個で1000円。パンから大きくはみ出すくらいの金目鯛のフライを挟んだハンバーガーです。ここでしか食べることはできないと思い、思いきって注文しました。厚すぎて食べにくいけどとてもおいしいハンバーガーでした。
下田駅に戻り、上り普通列車に乗りました。
伊豆稲取で途中下車しました。
駅を出て少し歩いたらめずらしいゆで卵の自販機がありました。ゆで卵のまんじゅうもあります。迷いに迷った末、買うのをやめました。一人旅で卵を5つも6つも買ってもとても食べられません(1個ずつではなくパック入りでの販売でした)。後ろ髪を引かれる思いで稲取漁港に向かいました。美しい吊し雛の店を覗いたりして歩いていると、港近くに江戸城に運んだと言われる大きな石が2つ置いてありました。稲取駅にもありましたが、ここの港からたくさんの大きな石が江戸に運ばれたとのことでした。
街をぶらぶらしていると、吊し雛が展示してある館がありました。雛飾りの周りに所狭しと吊された吊し雛は圧巻でした。しばらくその場から離れられないくらい強烈な美しさでした。
再び狭い道を歩き始めたらすぐに小さな和菓子店に「金目鯛最中」と書かれたのれんがありました。気になったので入ってみると、それはうすいピンク色の皮で包まれた鯛の形をした最中でした。1つ買って食べていたら、店の人がお茶を入れてくださいました。
駅に戻り、再び上り普通列車に乗りました。河津桜の河津駅から乗った人たちで満員でした。
伊豆高原駅で途中下車しました
リゾート地伊豆高原の玄関口ですが、僕の目的は伊豆「高原のゆ」で温泉に入ることです。渋滞気味の国道に出て少し歩いた所にありました。けばけばしいほどの看板で、すぐに分かりました。
「高原のゆ」は、ぬるぬる感もつるつる感も弱めでしたが、露天風呂に浸かっていると、なぜか体から疲れが抜けていくような感じがしました。しかし、あまりのんびりとはしていられません。1時間に1本の列車を逃したら大変なことになります。大急ぎで伊豆高原駅に戻りました。
「大変混雑していて10分ほどの遅れです」のアナウンスに「ゆっくり歩けばよかった・・・」と思いました。
列車は「にゃらん号」でした。満員なので、にゃらん号でもなんでもいいのです。次の下車予定の駅はすぐとなりの城ヶ崎海岸駅なのです。
駅を出て階段を下りると「灯台・吊り橋まで1.5㎞」の看板が出ていました。往復3㎞です。ひたすら下り坂のように見えました。と言うことは駅に戻るにはひたすら登り坂・・・。不整脈で通院中の僕は少し躊躇しました。スマホの歩数表示によれば、これまでに10㎞くらい歩いています。普段歩くことのない仕事をしている僕にとってはかなりの距離です。が、普段の授業などで「迷ったらやれ」と学生たちに伝えているので、ここは「行く」を選びました。
高級別荘地内のおしゃれな豪邸を横目で見ながら案内表示に従ってまっすぐまっすぐ歩き続けます。「灯台・吊り橋まで1.2㎞」「0.9㎞」と標識が、復路の分も入れて「2.7㎞」「2.4㎞」と思えてしまい、自分の体力に不安を感じながら歩きました。
灯台の駐車場を横切ると、真っ白な立派な灯台が見えました。さらに、そこから50mほどの所にはつり橋が。嫌いなはずのつり橋を渡るのも、今まで歩いたご褒美のようなもの。つり橋からの絶景をしっかり目に焼き付けて、すぐに城ヶ崎海岸駅に引き返しました。次の電車まで40分ほどしか時間がないのです。
帰りはずっとゆるやかな登り坂。登山者がよくやっているように腕を前に組んでひたすら歩きました。すると30分もかからずに駅にたどりつきました。余裕で、この旅最後の伊豆急電車に乗りました。
電車はJR伊東線乗り入れの熱海行きでしたが、僕は伊東で降りました。伊豆急行線途中下車の旅最後の下車駅は、伊豆急行線の起点の伊東駅にしたかったのです。
駅を出ると、ちゃんと「ハトヤ」の送迎バスが待っていました。昔から、「伊東へ行くならハ・ト・ヤ!」なのです。駅前ロータリーの小田原かまぼこの店でお土産を買い、JR伊東線・宇都宮行きに乗って熱海駅に戻りました。「伊東発宇都宮行き・・・」そんな普通列車があることを初めて知りました。
熱海から新幹線ひかりで帰ってきましたが、スマホの歩数計は22500歩。1歩を60㎝として計算するとおおよその距離13.5㎞ほど歩いたことになります。思ったより疲れてないので不整脈持ちの半世紀以上動き続けているアイドリング高めの僕の心臓も鍛えればまだまだいけると、自分なりに感心しています。足の衰えもまだ大丈夫そうです。クルマやバイクもおもしろいけど、たまには鉄道を使って自分の足で旅するのもいいものです。
①観光普通列車「にゃらん号」
②2月に満開になる河津桜(河津)
③開国の下田港(伊豆急下田)
④金目の下田バーガー(伊豆急下田)
⑤江戸城築城の御用石(伊豆稲取)
⑥温泉卵の自動販売機(伊豆稲取)
⑦美しい吊し雛(伊豆稲取)
⑧ピンクの皮の金目鯛最中(伊豆稲取)
⑨疲れが抜ける感じの伊豆高原の湯(伊豆高原)
⑩絶景のつり橋(城ヶ崎海岸)
10の名所や名物に触れる旅でした。
⑥千葉・小湊鐵道
⑤福井・えちぜん鉄道三国芦原線
④東京・JR青梅線
③神奈川~静岡・JR御殿場線
②神奈川・箱根登山鉄道
①千葉・銚子電鉄
そして今回は、河津桜満開の伊豆急行線途中下車の旅をしました。
2月26日(金)、休日出勤の振替休日で久しぶりの平日休みでした。そこで、満開の河津桜を見て、いくつかの駅で途中下車して駅周辺の散策、そして温泉を楽しもうと、今回は伊豆急行線に乗ることにしました。
伊豆急行線は伊東から下田ですが、伊豆急の電車はJR伊東線始発駅の熱海駅から出ています。それで前泊の26日はJR熱海駅の近くのビジネスホテルに泊まりました。
関東方面に行ったらどうしても乗ってみたいと思っていた電車がありました。それは、おそらく首都圏にしかない普通列車のグリーン車です。そこで、名古屋から新幹線のぞみで新横浜へ行き、横浜線で横浜へ、ちょっとぶらぶらして、横浜から熱海までグリーン車に乗ってみました。16両編成の通勤快速列車の4号車と5号車の二階建ての車両です。上部のウィンドゥが湾曲したかっこいい車両です。横浜から平塚まで下の階の座席に座りました。、駅に停まると真横がホームの床です。平塚で7分後の熱海行きに乗り換えて上の階の座席で熱海駅まで行きました。ゆったりシートでまるで特急気分です。でも、普通列車なので各駅停車。
よく考えたら、僕にとってグリーン車初体験でした。生まれて初めて乗ったグリーン車が通勤快速と普通列車・・・。それでも980円のおもしろい体験でした。
熱海駅からホテルに行く途中に「天国葬祭場」というおもしろい名前の葬儀屋さんがありました。ここで葬式をあげれば、地獄に落ちることはないでしょう。
2月27日(土)8時前にJR熱海駅に行き、伊豆急行線途中下車の旅の始まりです。
8時24分発が伊豆急行普通列車リゾート21の最初の列車です。ホームで待っていると、テレビで見た「にゃらん号」が入線してきました。30分前から並んで乗った僕は海側の席に座り、すっかりリゾート気分です。ところが、河津桜満開の天気のいい土曜日とあって、次から次へと乗り込んできて発車する時には超満員になっていました。30分前に並んだのは、超満員を予想していたからです。
大きな窓から東伊豆のオーシャンビューと、所々に見られる早咲きの桜を楽しんで河津駅で途中下車。超満員の乗客のほとんどが河津駅で降りたため、改札出口は長い行列になりました。2月中旬に咲く河津桜が満開で駅を出ると「桜まつり」で大賑わいでした。
約1㎞にわたる濃いピンクの桜並木の下には鮮やかな黄色の菜の花が咲き、黄色とピンクのコラボがとても素敵でした。
次に向かったのが終点の下田駅です。駅を出ると黒船の模型が置いてありました。
開国の下田港で一休みしていると、遊覧船の黒船がやってきました。観光客が乗り込むのを見た後、話題の金目鯛の下田バーガーの店に行きました。メニューを見てびっくり。ハンバーガー1個で1000円。パンから大きくはみ出すくらいの金目鯛のフライを挟んだハンバーガーです。ここでしか食べることはできないと思い、思いきって注文しました。厚すぎて食べにくいけどとてもおいしいハンバーガーでした。
下田駅に戻り、上り普通列車に乗りました。
伊豆稲取で途中下車しました。
駅を出て少し歩いたらめずらしいゆで卵の自販機がありました。ゆで卵のまんじゅうもあります。迷いに迷った末、買うのをやめました。一人旅で卵を5つも6つも買ってもとても食べられません(1個ずつではなくパック入りでの販売でした)。後ろ髪を引かれる思いで稲取漁港に向かいました。美しい吊し雛の店を覗いたりして歩いていると、港近くに江戸城に運んだと言われる大きな石が2つ置いてありました。稲取駅にもありましたが、ここの港からたくさんの大きな石が江戸に運ばれたとのことでした。
街をぶらぶらしていると、吊し雛が展示してある館がありました。雛飾りの周りに所狭しと吊された吊し雛は圧巻でした。しばらくその場から離れられないくらい強烈な美しさでした。
再び狭い道を歩き始めたらすぐに小さな和菓子店に「金目鯛最中」と書かれたのれんがありました。気になったので入ってみると、それはうすいピンク色の皮で包まれた鯛の形をした最中でした。1つ買って食べていたら、店の人がお茶を入れてくださいました。
駅に戻り、再び上り普通列車に乗りました。河津桜の河津駅から乗った人たちで満員でした。
伊豆高原駅で途中下車しました
リゾート地伊豆高原の玄関口ですが、僕の目的は伊豆「高原のゆ」で温泉に入ることです。渋滞気味の国道に出て少し歩いた所にありました。けばけばしいほどの看板で、すぐに分かりました。
「高原のゆ」は、ぬるぬる感もつるつる感も弱めでしたが、露天風呂に浸かっていると、なぜか体から疲れが抜けていくような感じがしました。しかし、あまりのんびりとはしていられません。1時間に1本の列車を逃したら大変なことになります。大急ぎで伊豆高原駅に戻りました。
「大変混雑していて10分ほどの遅れです」のアナウンスに「ゆっくり歩けばよかった・・・」と思いました。
列車は「にゃらん号」でした。満員なので、にゃらん号でもなんでもいいのです。次の下車予定の駅はすぐとなりの城ヶ崎海岸駅なのです。
駅を出て階段を下りると「灯台・吊り橋まで1.5㎞」の看板が出ていました。往復3㎞です。ひたすら下り坂のように見えました。と言うことは駅に戻るにはひたすら登り坂・・・。不整脈で通院中の僕は少し躊躇しました。スマホの歩数表示によれば、これまでに10㎞くらい歩いています。普段歩くことのない仕事をしている僕にとってはかなりの距離です。が、普段の授業などで「迷ったらやれ」と学生たちに伝えているので、ここは「行く」を選びました。
高級別荘地内のおしゃれな豪邸を横目で見ながら案内表示に従ってまっすぐまっすぐ歩き続けます。「灯台・吊り橋まで1.2㎞」「0.9㎞」と標識が、復路の分も入れて「2.7㎞」「2.4㎞」と思えてしまい、自分の体力に不安を感じながら歩きました。
灯台の駐車場を横切ると、真っ白な立派な灯台が見えました。さらに、そこから50mほどの所にはつり橋が。嫌いなはずのつり橋を渡るのも、今まで歩いたご褒美のようなもの。つり橋からの絶景をしっかり目に焼き付けて、すぐに城ヶ崎海岸駅に引き返しました。次の電車まで40分ほどしか時間がないのです。
帰りはずっとゆるやかな登り坂。登山者がよくやっているように腕を前に組んでひたすら歩きました。すると30分もかからずに駅にたどりつきました。余裕で、この旅最後の伊豆急電車に乗りました。
電車はJR伊東線乗り入れの熱海行きでしたが、僕は伊東で降りました。伊豆急行線途中下車の旅最後の下車駅は、伊豆急行線の起点の伊東駅にしたかったのです。
駅を出ると、ちゃんと「ハトヤ」の送迎バスが待っていました。昔から、「伊東へ行くならハ・ト・ヤ!」なのです。駅前ロータリーの小田原かまぼこの店でお土産を買い、JR伊東線・宇都宮行きに乗って熱海駅に戻りました。「伊東発宇都宮行き・・・」そんな普通列車があることを初めて知りました。
熱海から新幹線ひかりで帰ってきましたが、スマホの歩数計は22500歩。1歩を60㎝として計算するとおおよその距離13.5㎞ほど歩いたことになります。思ったより疲れてないので不整脈持ちの半世紀以上動き続けているアイドリング高めの僕の心臓も鍛えればまだまだいけると、自分なりに感心しています。足の衰えもまだ大丈夫そうです。クルマやバイクもおもしろいけど、たまには鉄道を使って自分の足で旅するのもいいものです。
①観光普通列車「にゃらん号」
②2月に満開になる河津桜(河津)
③開国の下田港(伊豆急下田)
④金目の下田バーガー(伊豆急下田)
⑤江戸城築城の御用石(伊豆稲取)
⑥温泉卵の自動販売機(伊豆稲取)
⑦美しい吊し雛(伊豆稲取)
⑧ピンクの皮の金目鯛最中(伊豆稲取)
⑨疲れが抜ける感じの伊豆高原の湯(伊豆高原)
⑩絶景のつり橋(城ヶ崎海岸)
10の名所や名物に触れる旅でした。
ほんとに桜と菜の花のコラボは見事に綺麗でした。
それに稲取の吊るし雛も見事でしたね。
随分歩かれましたね。
不整脈をかかえながらだそうですが、気を付けるにこしたことはありません。無理は禁物です。
お疲れはあまりお感じにならなかったようでよかったです。
きれいな花を愛で、おいしいものを食べながらの盛り沢山の旅でしたね。
稲取の吊るし雛って有名だそうですね。
確かにこれだけたくさん飾ってあるのは凄いです。
私も見に行ってみようと思います。
やはり河津は電車も混むんですね…
あれだけ桜が植えられていると、
やはり見に行ってみたくなるのは皆同じですね。
実は、「2月に満開になる変わった桜」という程度の認識で美しさは期待してなかったんです。濃いめのピンクの並木道、想像をはるかに超える美しさで、感動モノでした。
稲取の吊し雛も、河津桜と同じように期待をはるかに超える美しさでした。
歩くっていいなあと思いましたが、今週はへろへろです・・・。
伊豆はぜひバイクで走りたい所です。それに、房総半島に湘南海岸・・・。僕の中では、バイクで行くにはフェリーで行ける北海道より遠いんです。
たまの「鉄分補給」、いいものですね。
バイクだと通り過ぎてしまう所も、電車と徒歩だといろいろ立ち寄ることができます。
暖かくなってきたからバイクで走りたくなってきました。
・・・ニンジャ650、真剣に考えてます。