ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

北海道ツーリング Vol.2

2019-09-06 23:50:26 | 2019北海道ツーリング道東
前回は出発の日から太平洋フェリー「いしかり」の中、そして北海道へと向かいました。今回はいよいよ上陸です。

北海道ツーリング Vol.2 ~狩勝高原でキャンプ、帯広で「ばんえい競馬」初体験~

<8月24日>
 フェリーの中で2度目の朝を迎えた。昨日に続いて、朝ごはんは名古屋コーチンたまごかけごはん。これがまたおいしくて、毎日でも食べたいくらいの味。妻はやっぱり昨日と同じモーニングセット。太平洋フェリーのモーニングセットもおいしいんだな、これが。


 9時半からロビーでピアノ演奏があった。上手なんだけどなんか雑。フェリー客をなめてるかもと思えてしまう。コンサートかコンクールだったら絶対にもっと丁寧なタッチで弾いているはずだよ、きっと。この演奏だったら、僕の大学の音楽の先生の方が上手な感じがしたね。僕の大学の先生は教育系の先生なのでピアノタッチが丁寧なんです。僕は弾けないけど。
 部屋に戻って窓から外を見ると苫小牧港が見えていた。なんだかドキドキしてきた。毎年北海道ツーリングをしているけど、上陸が間近に迫るとやっぱり緊張する。
 フェリーは定刻の11時に着き、そのまますぐにバイクで船の外に出た。おおお~、いいねえ、北海道だよ~。
 まずは北に向かってR234を走った。苫小牧市街は混んでいたものの、早来町まで来るとすいすい走れるようになった。やっぱり北海道はいいなあなんて思ってたいら雨粒がポツポツ。さっそくカッパを着て走っているうちに雨は本降りになってきた。


 安平町追分の道の駅「あびらD51ステーション」でピットイン。雨は小雨になっていた。とりあえずお昼ごはんだ。いつものようにカレーが食べたくなり、僕は安平の野菜カレー、パン好きの妻は手作りパンでお腹を満たした。




 いつの間にか雨は上がり、晴れ間も見えてきた。この天気ならキャンプができそうだ。展示してあるD51と旧特急列車を見て、道の駅を出た。




 追分ICから占冠ICまでは道東道をビュ~ン。占冠から金山、金山からかなやま湖へと気持ちよ~く走った。途中でキタキツネがひょこんとこっちを向いていた。大自然にキタキツネ、北海道だね。
 かなやま湖キャンプ場の駐車場でトイレ休憩。かなやま湖が一望できる素敵なキャンプ場だ。でもまだ2時。目安にしていた狩勝高原キャンプ場まで行くことにした。


 湖畔の道は信州の白樺湖を思いっきりスケールアップしたような雰囲気の道だ。
 R38に入る手前の道の駅「南ふらの」で晩ごはんと朝ごはんの食料の買い出しをした。そして、僕の大好きな狩勝峠を目指した。峠といっても、ただまっすぐな道を登っていく。それが北海道の峠道。30年前、初めて北海道を走った時はそれがとても衝撃的だった。峠道と言えば、くねくねのヘアピンカーブが連続した登り坂だとばかり思っていたからだ。そして、狩勝峠から見た十勝平野の雄大さに圧倒されてしまった。それ以来、道東方面に行く時はできるだけR38を走るようにしている。


 狩勝高原キャンプ場は狩勝峠を下った5合目辺りのサホロ・リゾートの近くにあった。町営のキャンプ場で、無料。


 テントを立てたら、まずは温かいスープで乾杯。


そして晩ごはんの準備。献立は、僕がエゾシカ冒険カレー、妻は富良野トマトののチキンカレー。それにじゃがバターまるごと1つずつ。これを北海道の林の中で食べると特別にうまいんだなあ。




 食後のコーヒーを飲んで後片付けをすると、もうやることがない。
 テントの中でごろごろしているうちに眠くなってきた。

○本日の走行                165km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数      13回


<8月25日>
 昨日の夜空にはびっくりしたね。満天の星、どころか超満天の星。夜中に目を覚ましトイレに行こうとテントから出て空を見上げると、星ってこんなにたくさんあったの?、小さな星が密集してる!、天の川がくっきりと見える!。夜空一面に大小の光の点々が散りばめられている。周辺に灯りらしい灯りがないと、こんなにも夜空ってきれいなんだ。真っ暗な夜のキャンプ場から見た夜空にド感動だった。北海道なら夜中のトイレもいいもんだね。頻尿じゃないけど。
 そして、朝のキャンプ場の清々しい空気。北海道上陸初日から素晴らしい一夜を過ごしました。いいツーリングになりそうだ。




 今日の予定は帯広でばんえい競馬を観ること。ばんえい競馬はテレビでしか見たことがなく、とにかく一度この目で見てみたいとずっと思っていた。いよいよ長年の願いが叶う日がやってきた。
 ばんえい競馬が行われている帯広競馬場までは狩勝高原キャンプ場からわずかR38でわずか60kmあまりの距離だ。時間に余裕があるのでのんびりと白樺林の朝を過ごし、キャンプ場の朝を十分味わってから出発した。ばんえい競馬場午前中からやっているわけではないので、帯広界隈で行ったことのない所へ行ってみようということにした。
 まずは新嵐山スカイパークに向かった。芽室町に入って南に折れ、スマホのナビに従って畑、また畑のまっすぐな道を10数kmほど走ると新嵐山スキー場の駐車場があった。そこから山側に入り、狭いくねくね道を1kmほど「対向車、来るなよ」とつぶやきながら登ると・・・おおお~っ、すごすぎる~。十勝平野が一望できる展望台だ。駐車場にバイクを停めて眼下を眺めると、縱と横の直線路、正しく四角形に区切られた広大な畑、それを仕切るように一列に並んで立っている木々。視界に見えるのはただそれだけ。墨から墨までその景色が広がっていた。近くにいた人が、「遠くに見えるのがナイタイ高原だよ」と教えてくれた。雄大すぎる~。






 展望台を下って次に向かったのが八千代牧場。ツーリングマップル(地図)ではおいしいソフトクリームがあると記されている。牧場のソフトクリームならおいしいに決まっている。絶対に行かなくちゃ。ということで、またまた畑しかない景色の中の一本道を約9km、ナビに従って右に折れて約5km、そんな感じで走るとあったあった八千代牧場が。だけど、搾乳の工場しかない。しかも部外者は入ってはいけないようなオーラがでている。まいったなあ。妻が、
「近くに店みたいなところがあったじゃん。人、いっぱいいたよ。」
とインカムで伝えてきた。確かにあったけど、老人しかいなかったような・・・。とにかく、そこかもしれないから行ってみようということで少し引き返すことにした。
 近くのにぎわっている所。とりあえずクルマが並んでいるバイクを停めて、少し歩いてみた。でも、そこにはゲートボール場しかない。人が集まって見えたのは日陰で休んでいる地元の人たちのようだ。ソフトクリームの売店なんてどこにも見当たらない。
 それにしても暑い。しかたがないから、元気な高齢者たちでにぎわう中を僕はTシャツ一枚になって自販機に向かって走った。ソフトクリームがなければコーラでいい。元気な高齢者?バイクで走っているオレもか?。
 お昼になったので新しい道の駅なかさつないで地の食材を使ったカレーでも食べようと妻と相談し、またまた畑しか見えない直線路を国道に出るまで走った。バイクで走ると言っても、ただ座っているだけで何んの操作もしていない。十勝平野はそんな道ばかりで、北海道を思いっきり味わえる。
 R236との交差点にあった道の駅「なかさつない」は何かのイベントが催されていて大賑わいだった。「わ~、久しぶり~」の声が飛び交っていた。僕たちはわずかなスペースを見つけ、何とかお昼ごはんにありつくことができた。僕は予定どおり中札内ファミリーカレー、妻は枝豆コロッケカレーを選んだ。




 中札内ファミリーってどうやら豚と鶏なのかなあ。チキンカレーに小さな豚カツが乗ったカツカレーだった。
 早くばんえい競馬を観に行こうという妻のリクエストに答え、ちらっと愛国と幸福の旧駅舎に寄っていこうかなあと思っていたのを忘れ、R236を北にひた走り、帯広駅近くのホテル「アパホテル帯広」に向かった。
 2時半という早いチェックインを済ませ、帯広駅西のバスターミナルから十勝バスに乗って競馬場に行った。




 賭け事を一切しない僕にとって、自分の意思で入る競馬場は初体験だ。入場料100円ずつを払って中に入ると、思わず二人揃って「デカっ」。


 でかいよ、ばん馬は。木曽馬の2倍はあるわ、どの馬も。
 最初に見たレースは第4レースだった。驚いたのなんのって、競馬なのに走らないんだね、ばんえい競馬は。力強く歩いて1つ目の障害を越えると、その先のストレートで、止まったり、ゆっくりにしたり。さらに2つ目の 障害の手前でも止まり、パワーを蓄えて一気に登り、障害を越えると・・・ダッシユかと思いきや、またまた一歩一歩力強く歩いてゴールを目指す。これには、作戦や駆け引きなど、なかなかおもしろいものがあるように思えた。相撲と似ているかも。でかくて強い体だけでなく、相手の出方をうかがったり、先に勝負を仕掛けたり。




 これはおもしろいと思った僕は、人生初の馬券というものを買っちゃったよ。まっ、200円というお遊び価格だけどね。
 第6レース、討ち死に。第7レース、またまた討ち死に。第8レースなんて、8頭中、7位と8位を当てたもんね、僕が買った馬券。僕も妻もギャンブルの才能ゼロってことだろうね、きっと。


 それにしても寒い。昼間暑かったのでTシャツ1枚で競馬場に来たが、寒すぎた。とてもTシャツ1枚ではいられなかったので「BANBA」のロゴ入りのウィンドブレーカーなんかを買っちゃったりして、寒さをしのいだ。このクソ暑い夏に「寒い」だなんて贅沢言ってるね、僕。
 で、馬券全滅。あぶく銭を期待しちゃダメなんです。人間、こつこつと働いてお金を得らなくては。特に僕のような人間は。
 それにしてもあの迫力、また観に来たいものだ。
 バスで帯広駅西に戻り、ホテルのレストランで晩ごはん。馬券当ててたらリッチな食事になったはずなのになあ。
 バイクツーリングなのに昨日も今日も半日しか走っていません。明日からは本格的に走る予定だ。目指すは知床半島だ。

○本日の走行                123km
○本日のヤエー(ピースサイン)の数      16回


 次回はサクラマスが跳ぶ「さくらの滝」を見て、知床ウトロへ行きます。そして根室へとバイクを進めます。

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