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飯田「天竜水神温泉よし乃亭」のんびり温泉ドライブ

2009-04-27 01:48:44 | クルマでドライブの部屋

 年度末・年度始めの怒濤のような1か月が過ぎ、GW初日はなにが何でもリフレッシュのために使おうと決めていた。疲れる旅は御法度だ。とにかくのんびりゆったり疲れを取りことが今回の旅の目的だった。
 目的地は正月のドライブでお世話になった飯田市の「天竜水神温泉よし乃亭」と決めていた。前回訪れてお気に入りの宿になっていた。
  早朝から家を出るようなことはしない。朝から雨が降っていたが、なぜか「そんなことはどうでもいい」と思えた。愛車CLKはスポーティにもゴージャスにも走ることができる優れ物だ。清 水の舞台から飛び降りる気持ちで買って4年目。何一つ気に入らない点は見当たらない。ちょっとおバカなオート・ワイパーのスイッチを入れ、11時に豊田の自宅を出た。
 高速道路の渋滞のニュースを耳に、ほとんどノンストップの快適速度でR153を長野県方面へと走る。雨に濡れた新緑が光って見える。1時間ほどで長野県根羽村「ネバーランド」に到着。根羽村特産を具材とした信州牛カレーと野菜カレーを注文した。とろとろに煮込んだ牛肉とカレー、そして妻の選んだ赤・黄・緑の野菜の色が鮮やかなカレーのどちらもうまい。特産品コーナーには野菜は漬け物に、果物はジャムに加工され、思わずたくさん買いたくなってしまう。しかし、家から1時間ほどで来られる所なので、いつでも買えると思い、今回は何も買わなかった。
 2時には旅館付近までたどり着いてしまったので、飯田から天竜川に沿って南下し、天竜峡に行ってみた。大雨のせいか、濁流が勢いよく流れていてなかなか迫力がある。駐車場のわDscf7250 きの「りんご足湯」の看板が目に入った。
「行こ、行こ、」
と、妻。
 舟の形をした湯船(?)に足を入れると、なんだか体全体がほかほかしてくるような感じがした。実は、僕にとって足湯は初体験。靴下が濡れるのがイヤで敬遠していた。
 再び飯田方面に戻り、3時すぎに天竜水神温泉よし乃亭にチェックイン。
 まずは部屋でごろごろ。それから1階ロビーでコーヒー。お気に入りのカップに入れてくれるDscf7273 が、そのカップはお土産としていたたけるのだ。ちなみに、浴衣も女性だけは好きな柄を選ぶ ことができる。ただし、お土産にはならない。
 のんびりと過ごした後は温泉に浸かる。ここの温泉の湯は、無職透明で匂いもないが、つるつる度が濃い。この濃いつるつる度が実に気持ちがいいのだ。露天風呂にも入ってみた。季節外れの寒波で気温も10℃以下だったが、首から上のひんやり感とお湯の温かいつるつる感がなんとも言えないくらいふんわかした気分にしてくれる。
 晩ご飯もうまい。僕にしてはめずらしくすべて平らげてしまった。さすがに、満腹になりご飯だけは少し残してしまったが。信州牛のすきやきにナマズのお造り。前回は「ナマズ」にぎょっとしたが、今回はおいしくいただくことができた。次から次へとおいしい料理が出されるが、どDscf7256_2 れもみんな僕の口に合うのだ。最後のデザートは生キャラメル・プリン。ありきたりの献立ではないところがまたいい。
 部屋に戻ってごろごろした後、もう一度温泉に浸かった。やっぱりいい気持ちだ。
 朝起きると、雨は上がっていたが、食事の時間にはまた降り始めた。
 朝食後にまたまた温泉に入った。超のんびりドライブだから、10時チェックアウトぎりぎりまでテレビを観たりして過ごし、チェックアウト後もロビーでおいしいコーヒーを飲んだりして過ごした。天竜水神温泉よし乃亭の良さは、値段の割りに料理がよく、部屋もきれいで、従業員の方の対応もよく、お湯は気持ちよく、天気さえ良ければ天竜川を見下ろす景色もいいし、宿の雰囲気もいい。観光バスがばんばん入ってくる豪華すぎる旅館でもなければ、かと言って貧乏くささはもちろんない。だから、僕にとってはお薦めの宿でもあり、きっとまたぶらっと訪れると思う。
 10時半を過ぎてから旅館を後にした。飯田市のすぎ北の喬木村に大藤があるとパンフレットで知り、行ってみた。昔ながらの1車線の狭い通りもCLKの小回りがきく独特のシステムがありがたい。マークX並みのサイズでヴィッツ並みの最小半径という取り回しの良さは運転がDscf7259 うまくなったような錯覚をするくらいの機動性だ。
 藤はまだ少し早かった。垂れ下がった藤の花も、上から半分くらいまでは花が咲いていた が、その先はつぼみだった。それでも、長く垂れ下がるピンクがかった薄紫色の藤棚は柔らかい優しさを感じさせてくれる。
 その後、いちご狩りに行ってみた。喬木村のいちごは粒が大きく、甘くておDscf7264_4 いしい。1人1300円だが、お腹がいっぱいになっても、まだ食べたいと思えるくらいのおいしさだった。「もう食えねぇ」と思ったときにはお昼を回っていて、いちごが今日の昼食となってしまった。
 次は、飯田に戻って猿庫の泉へ水汲みに行った。これは1月のドライブで地図を見て発見した泉で、20Lのポリタンクいっぱいに汲んできた。これでしばらくの間はおいしい水でコーヒーを煎れることができるのだ。場所は大平峠に向かう途中に ある。
 その後、R153で一気に豊田までの約100㎞をほとんど止まることなく快 適な速度で走った。連休で渋滞覚悟で出かけたドライブだったが、「高速1000円」のおかげで一般道はすいすい走れることが分かった。
 天候には恵まれず、雨のドライブになってしまったが、快適走行のCLKと素敵な宿のおかげで、まさにリフレッシュ・ドライブにふさわしい疲れ知らずの1泊2日のプチ旅になった。

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