2023.4 春の諏訪湖畔と白樺湖畔でまったり

　金曜日の振休と土曜日を使ってツーリングを予定していました。マフラーを換えたばかりのZ650RSで信州ツーリングなんて、わくわくです。ところが、ところが土曜日は大雨の予報。妻と相談して、シュピーレン（タウンエースバン）旅に変更しました。残念でしたが、天気には勝てません。

＜４月１４日＞
　シュピーレンの荷室をリビングモードにして出発しました。東海環状道豊田松平ICから土岐JCTで中央道へ。お昼は、伊那インター手前の小黒川パーキングで車中食です。


　おにぎりに、ゆで卵と現地調達のわさびコロッケと温かい味噌汁。そして、食後のコーヒーで質素なランチのフルコース。いいわあ、シュピーレン。のんびりできて。


　いつもの中央道は、左右の山並みがとてもきれいです。ところが、強烈な黄砂で霞んでしまって周りの景色がない。景色のない中央道を淡々と走ってきました。
　その分、高遠からのＲ152のきれいなこと。赤やピンクや白や黄色の花が咲き乱れ、とても素敵なコースでした。バイクで来てたら気持ちいいだろうなあ。
　杖突峠から眺める諏訪湖も黄砂で霞んでいました。それでも、それはそれで味のある風景でした。




　峠を下り、諏訪大社上社の本宮と参拝しました。廊下の感じがいいわ。厳かな雰囲気がとてもいい感じでした。御柱も、ご神木のとなりにしっかりと立っていました。思わず、手を合わせてしまいました。








　時間があったので、上社前宮にも行ってみました。
　「キジ、キジ！」
　助手席の妻が指さすて叫びました。すごいところだわ、諏訪は。野良のキジがいるなんて。
　前宮の駐車場にクルマを停め、歩いて坂を登りました。おおお、あっちにもこっちにも御柱が立ってる。各お宮に１本ずつではなく、何本も立てられているのでした。




　お参りを済ませてクルマに戻ると、あとは、温泉に入って、美味しいご飯を食べて、のんびり過ごすだけ。
　予約して「ホテル若菜」は、諏訪湖の湖畔に建つ旅館でした。部屋の窓からは目の前にすわ湖畔。水鳥たちが泳いでいました。


　女将さん手作りの調理はどれもみな美味しい味付けで、妻も僕も完食。温泉は上諏訪のお湯でいい気持ち。バイクで走ることはできませんでしたが、忙しかった年度はじめの疲れを癒すには十分な時間だったように思いました。



＜４月１５日＞
　窓の外は天気予報どおり朝から雨。バイクツーリングの予定をシュピーレン旅に変更したのはこの予報のせいでした。それでも、部屋の目の前に諏訪湖が広がっていて、雨に霞んだ静かな湖もまあまあ幻想的でいい感じでした。それに、湖岸は水鳥たちの楽園。すごく癒されました。
　まずは朝風呂に入って極楽極楽。それから、美味しい朝食をいただきました。


　今日のミッションは、白樺湖の湖畔で美味しいコーヒーを飲むことにしました。
　Ｒ152雨の大門街道で一気に白樺湖へ。途中の気温表示は5℃。桜が満開でした。さすが信州、標高1000m。
　白樺湖に着き、雨に霞んだ南側の湖岸を走ると、素敵なカフェが数軒あったのですが、開いていたのは１軒だけ。感じのいいカフェでした。しかもコーヒー専門店。


お洒落なたたずまいのカフェゆったりと飲む美味しいコーヒー。道を隔てた建物の隙間から白樺湖が見えていました。これでミッション完遂です。


　コーヒーを飲み終え、湖岸のパーキングにクルマを停めました。霧が立ち込め真っ白な景色になり、湖さえ見えなくなっていました。見えるのは、目の前の白樺の木だけ。それでも、僕の家の周りには白樺の木なんてどこにもないので、信州のひっそりとした素敵な湖の雰囲気に満足しました。


　大門街道を下り、茅野の町に戻りました。
　諏訪インターから中央道に入り、諏訪湖SAでお昼にしました。


　妻がメニューの中からいいのを見つけたのです。わかさぎフライ定食。諏訪湖と言えばわかさぎでしょう。僕たち、わかさぎのフライなんて食べたことがありません。定食にはわかさぎフライが9匹。食べごたえ十分。もちろん美味しくいただきました。


　あとは、雨の中央道～東海環状道約180kmを一気に走って帰りました。
　シュピーレンのベース車はタウンエースバンです。商用車のシートは疲れにくくできているのです。
　雨降りでバイクで気持ちよく高原道路を走ることはできませんでしたが、楽しい2日間のシュピーレン旅になりました。

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