夏だ、バイクだ、ホッカイド-!
先週の金曜日は夫婦揃って平日休み。女満別まで飛行機でビューン。2泊3日の弾丸北海道レンタルバイクツーリングのはじまりだ。
<7月7日> 知床ウトロまで気持ちのいいツーリング
朝5時に家を出て、中部空港へ出発。集中工事と豊田JCTから豊明ICまで通行止めでヒヤリとしたものの、R155~R1を使って20分ロスで空港に着いた。女満別までの直行便は出てないので、7時20分発の羽田乗り継ぎ便だ。
羽田11時15分発エアDo77便は13時15分に女満別空港に到着した。なんか暑い。
北見バスで北見バスセンターに、北見駅からタクシーでレンタルバイク819北見のバイクショップRS-J1へ。そこで予約しておいたレブルを2台借りて知床ウトロに向けて出発した。しばらくは普段乗っているZ650RSとのポジションの違いにしっくりこなかったものの、去年もお借りしているのでしだいに慣れてきた。妻もインカムで「両足べったりってすごい安心」と、お気に入りのようだ。
いいわあ、北海道!
森の道を進むと、美しい色の広大な畑が広がっている。そして、ひたすらま~すぐな道。R334美幌~斜里間はいかにも北海道だ~を感じさせてくれる道だ。途中の東藻琴の道の駅でトイレ休憩を取り、ひたすら東に向かって走り続けた。
斜里市街を過ぎると、左にオホーツク海。遠くへ来たものだ。水面は午後の陽の光を浴びてキラキラ輝いていた。
思ったより早めに進んでいるので、久しぶりにオシンコシンの滝に寄ってみた。雨が続いたせいか、水量も多く、岩肌の水がとてもきれいだ。
ウトロの定宿「酋長の家」に着き、部屋でのんびり。あまりのんびりしてると寝てしまいそう。朝4時起きだったから。
「酋長の家」の晩ごはんは、鹿肉とラム肉、ホッケにサケ、いくつかのアイヌ料理にアイヌのシケレベニ茶。どれもみんなうまかった~。ここの女将さんはアイヌの方で、毎年アイヌにまつわるいろいろは話を聞かせてくれる。体調を崩されたということで、お会いできなかったのはちょっと残念だった。
そして気持ちのいい温泉。熱いんです、ここのお湯。
<7月8日> 霧多布で野良ラッコ、初めて見た~
知床ウトロの「酋長の家」を出て、まずは知床横断道路。最高だね、この道は。この日の知床峠は青空の広がる快晴で、知床峠では遠く国後が霞んで見えるほどだった。毎年訪れるが何度来ても感動する。
絶景の知床横断道路を下って羅臼に着き、「北の国から」ファンの僕たちは「純の番屋」でモーニングコーヒー。ロケで使った建物がそのまま使われており、いい雰囲気だ。
それからR335~R244で南下し、尾岱沼の道の駅で昼食。小さな道の駅で、「ここ、食べるところあるかなあ」と二人で心配しながら入ったら、小さいながらもちゃんとあった。野付半島を眺めながらホタテカレーを食べた。想像以上にうまかった。
さらに南下し、厚床から狭い道道988号を走って北太平洋シーサイドラインに出るコースを選んだ。妻は「この道でだいじょうぶ?」と言っていたが、ちゃんと地図で確認済みだ。
北太平洋シーサイドラインに出る手前の風景に超感動。モコモコした丘とその向こうの海の美しいこと。インカムで妻と「すごすぎる~」の連発になった。
そして向かったのが霧多布岬。バイクを停めて灯台に向かって歩くと、なにやら海に向かって望遠カメラを構えた人たちが10数人。アザラシでもいるのかな。
カメラの先には・・・ナニ?あの小さいの!・・・なんと、ラッコじゃん。お腹を上にして5匹のラッコがプカプカ浮かんでる。またまた超感動です。スマホのカメラでは、小さくてよく分からないが、この目でしっかりと何度も何度も見た。地元の人でも、ラッコが見えるのはめずらしいらしい。
その後、厚岸までの北太平洋シーサイドラインも湿原に海岸段丘、そして森と草原の絶景道路。ここもすご過ぎだ。すご過ぎだらけだから、北海道ツーリング、いくつになってもやめられんわ。
厚岸の町はお祭りで法被を着た人たちで賑わっていました。厚岸の道の駅で休憩を取り、道道14号で弟子屈に抜けることにした。道道14号を走るのは初めてだったが、そこも森と牧場の中を走る素敵な道だった。途中で鹿をみたり、なんとタンチョウまでいてびっくり。
17時40分に、予約しておいた川湯温泉「川湯観光ホテル」に着いた。
美味しい料理を腹いっぱい食べ、気持ちのいい温泉に入ってのんびりまったり。
わずか2泊3日のツーリングだけど、中身の濃い旅になってる。
<7月9日> 美幌峠、やっぱりいいわ
2泊3日のレンタルバイク弾丸ツーリング最終日だ。
「川湯観光ホテル」を出て、まず向かったのが屈斜路湖の砂湯。森の中のオゾンたっぷりな道を駆け抜けると、森の向こうには美しい湖。朝から気持ちがいい。
帰りの飛行機の時間を考えると、あまり時間は取れないので、砂湯には入らなかった。その代わり、屈斜路湖の素敵な景色を楽しみ、青い恐竜クッシーを眺め、急いで美幌峠に向かった。眼下には屈斜路湖、周りは白樺林、そして草原。さらに澄んだ空気。バイクはいいわあ。空気まで大きな魅力になるら。
美幌峠から眺める屈斜路湖は最高だ。大感動の知床峠以上かもしれない。広大な景色の中にたたずむ美しい湖。ぽっかり浮かぶ中島。何度見ても初めてのような感動。岩に腰掛け、ペットボトルのコーヒーを飲みながら、今回の旅を二人で反芻した。あとはバイク返却の北見に戻るだけ。
まるでアルプスの少女ハイジにでてくるような景色の美幌峠を下ると、またまた広大な牧場が広がっている。それを抜けると美幌町市街地。涼しい空気が一気に暖かい空気に変わったのが分かる。
ほとんどクルマが走ってない日曜日の幹線国道R39で北見に戻った。なんかすごく暑い。
レンタルバイクのレブルを返す時、妻が「来年もお願いします」と言っているのが聞こえた。妻はインカムで、何度も「これはやめられんわ」と口にしてたからなあ。
レブルを返し、タクシーで北見駅へ。そして、北見バスで女満別空港に戻った。
時間があるので、空港の店に入ってお昼にした。注文したのは北見玉葱塩ラーメンと食後は北海道ミルクソフトクリーム。ここは北海道だ。
ANAのボンバルディアで新千歳空港、乗り継ぎ便の名古屋行きに乗って中部空港に着いたのが19時00分。
中部空港セントレアで食べた晩ごはんは北海丼。北海道帰りだからね。
そうして、ジムニーに乗って蒸しあつ~い豊田に帰ってきた。
まるで天国にいたかのような素敵な3日間だった。天国・・・大袈裟ではなく、道端には常にかわいい花が咲き乱れ、美しい景色に澄みきった空気。バイクだからこそ、その魅力を思いっきり感じられるのだと思う。本物の天国にはまだ行きたくないけどね。
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先週の金曜日は夫婦揃って平日休み。女満別まで飛行機でビューン。2泊3日の弾丸北海道レンタルバイクツーリングのはじまりだ。
<7月7日> 知床ウトロまで気持ちのいいツーリング
朝5時に家を出て、中部空港へ出発。集中工事と豊田JCTから豊明ICまで通行止めでヒヤリとしたものの、R155~R1を使って20分ロスで空港に着いた。女満別までの直行便は出てないので、7時20分発の羽田乗り継ぎ便だ。
羽田11時15分発エアDo77便は13時15分に女満別空港に到着した。なんか暑い。
北見バスで北見バスセンターに、北見駅からタクシーでレンタルバイク819北見のバイクショップRS-J1へ。そこで予約しておいたレブルを2台借りて知床ウトロに向けて出発した。しばらくは普段乗っているZ650RSとのポジションの違いにしっくりこなかったものの、去年もお借りしているのでしだいに慣れてきた。妻もインカムで「両足べったりってすごい安心」と、お気に入りのようだ。
いいわあ、北海道!
森の道を進むと、美しい色の広大な畑が広がっている。そして、ひたすらま~すぐな道。R334美幌~斜里間はいかにも北海道だ~を感じさせてくれる道だ。途中の東藻琴の道の駅でトイレ休憩を取り、ひたすら東に向かって走り続けた。
斜里市街を過ぎると、左にオホーツク海。遠くへ来たものだ。水面は午後の陽の光を浴びてキラキラ輝いていた。
思ったより早めに進んでいるので、久しぶりにオシンコシンの滝に寄ってみた。雨が続いたせいか、水量も多く、岩肌の水がとてもきれいだ。
ウトロの定宿「酋長の家」に着き、部屋でのんびり。あまりのんびりしてると寝てしまいそう。朝4時起きだったから。
「酋長の家」の晩ごはんは、鹿肉とラム肉、ホッケにサケ、いくつかのアイヌ料理にアイヌのシケレベニ茶。どれもみんなうまかった~。ここの女将さんはアイヌの方で、毎年アイヌにまつわるいろいろは話を聞かせてくれる。体調を崩されたということで、お会いできなかったのはちょっと残念だった。
そして気持ちのいい温泉。熱いんです、ここのお湯。
<7月8日> 霧多布で野良ラッコ、初めて見た~
知床ウトロの「酋長の家」を出て、まずは知床横断道路。最高だね、この道は。この日の知床峠は青空の広がる快晴で、知床峠では遠く国後が霞んで見えるほどだった。毎年訪れるが何度来ても感動する。
絶景の知床横断道路を下って羅臼に着き、「北の国から」ファンの僕たちは「純の番屋」でモーニングコーヒー。ロケで使った建物がそのまま使われており、いい雰囲気だ。
それからR335~R244で南下し、尾岱沼の道の駅で昼食。小さな道の駅で、「ここ、食べるところあるかなあ」と二人で心配しながら入ったら、小さいながらもちゃんとあった。野付半島を眺めながらホタテカレーを食べた。想像以上にうまかった。
さらに南下し、厚床から狭い道道988号を走って北太平洋シーサイドラインに出るコースを選んだ。妻は「この道でだいじょうぶ?」と言っていたが、ちゃんと地図で確認済みだ。
北太平洋シーサイドラインに出る手前の風景に超感動。モコモコした丘とその向こうの海の美しいこと。インカムで妻と「すごすぎる~」の連発になった。
そして向かったのが霧多布岬。バイクを停めて灯台に向かって歩くと、なにやら海に向かって望遠カメラを構えた人たちが10数人。アザラシでもいるのかな。
カメラの先には・・・ナニ?あの小さいの!・・・なんと、ラッコじゃん。お腹を上にして5匹のラッコがプカプカ浮かんでる。またまた超感動です。スマホのカメラでは、小さくてよく分からないが、この目でしっかりと何度も何度も見た。地元の人でも、ラッコが見えるのはめずらしいらしい。
その後、厚岸までの北太平洋シーサイドラインも湿原に海岸段丘、そして森と草原の絶景道路。ここもすご過ぎだ。すご過ぎだらけだから、北海道ツーリング、いくつになってもやめられんわ。
厚岸の町はお祭りで法被を着た人たちで賑わっていました。厚岸の道の駅で休憩を取り、道道14号で弟子屈に抜けることにした。道道14号を走るのは初めてだったが、そこも森と牧場の中を走る素敵な道だった。途中で鹿をみたり、なんとタンチョウまでいてびっくり。
17時40分に、予約しておいた川湯温泉「川湯観光ホテル」に着いた。
美味しい料理を腹いっぱい食べ、気持ちのいい温泉に入ってのんびりまったり。
わずか2泊3日のツーリングだけど、中身の濃い旅になってる。
<7月9日> 美幌峠、やっぱりいいわ
2泊3日のレンタルバイク弾丸ツーリング最終日だ。
「川湯観光ホテル」を出て、まず向かったのが屈斜路湖の砂湯。森の中のオゾンたっぷりな道を駆け抜けると、森の向こうには美しい湖。朝から気持ちがいい。
帰りの飛行機の時間を考えると、あまり時間は取れないので、砂湯には入らなかった。その代わり、屈斜路湖の素敵な景色を楽しみ、青い恐竜クッシーを眺め、急いで美幌峠に向かった。眼下には屈斜路湖、周りは白樺林、そして草原。さらに澄んだ空気。バイクはいいわあ。空気まで大きな魅力になるら。
美幌峠から眺める屈斜路湖は最高だ。大感動の知床峠以上かもしれない。広大な景色の中にたたずむ美しい湖。ぽっかり浮かぶ中島。何度見ても初めてのような感動。岩に腰掛け、ペットボトルのコーヒーを飲みながら、今回の旅を二人で反芻した。あとはバイク返却の北見に戻るだけ。
まるでアルプスの少女ハイジにでてくるような景色の美幌峠を下ると、またまた広大な牧場が広がっている。それを抜けると美幌町市街地。涼しい空気が一気に暖かい空気に変わったのが分かる。
ほとんどクルマが走ってない日曜日の幹線国道R39で北見に戻った。なんかすごく暑い。
レンタルバイクのレブルを返す時、妻が「来年もお願いします」と言っているのが聞こえた。妻はインカムで、何度も「これはやめられんわ」と口にしてたからなあ。
レブルを返し、タクシーで北見駅へ。そして、北見バスで女満別空港に戻った。
時間があるので、空港の店に入ってお昼にした。注文したのは北見玉葱塩ラーメンと食後は北海道ミルクソフトクリーム。ここは北海道だ。
ANAのボンバルディアで新千歳空港、乗り継ぎ便の名古屋行きに乗って中部空港に着いたのが19時00分。
中部空港セントレアで食べた晩ごはんは北海丼。北海道帰りだからね。
そうして、ジムニーに乗って蒸しあつ~い豊田に帰ってきた。
まるで天国にいたかのような素敵な3日間だった。天国・・・大袈裟ではなく、道端には常にかわいい花が咲き乱れ、美しい景色に澄みきった空気。バイクだからこそ、その魅力を思いっきり感じられるのだと思う。本物の天国にはまだ行きたくないけどね。
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