大和市福田に「花のお寺」、水の神様、縁結びの「河童のお寺」として知られている「清流山常泉寺」はある。当寺は曹洞宗の名刹の寺院で福井の永平寺、鶴見の総持寺を本山とする。創建は天正16年(1588年)、本尊は聖観世音菩薩である。花の寺らしく参道の両脇の庭園には四季折々の花木、山野草が咲き乱れることから「かながわの花の名所百選」にも指定されている。訪れた日山門前はハナモモが美しく咲き誇っていた。春の「みつまた」、「枝垂桜」、秋の「白い彼岸花」、樹齢300年以上といわれている「イヌつげ」、「照手姫」、「大ツバキ」などが季節ごとに美しい花の世界を繰り広げる。また山内には数多の河童さまが置かれ、参拝者を花々と共に迎えてくれる。奈良時代作といわれる「百石塔」と「旗本中根家の墓」がある。「門入りてかくありたしと花浄土」とあり。数日前まで近くにある引地川では「千本桜まつり」が行われていた。満開の「枝垂桜」、「緋寒桜」、「ハナモモ」、「片栗」、「山茱莄」を鑑賞する参拝者で賑わっていた。(1503)


















