岡上跨線橋を渡った麻生区岡上の鬱蒼とした繁った森の中に真言宗寺院「岡上山東光院宝積寺」がある。寺名も鎌倉道に向かい東向きに建てられことから付けられて。創建は不詳だが江戸時代に作られた「新編武蔵風土記稿」には天正の頃(1573~1592年)までに十一代に及ぶと記されている。本尊は大日如来像である。江戸時代に建築された「本堂」(18世紀頃)、「位牌堂」(享保3年=1718)、「仁王門」(重層で門内左右に仁王像、その背面に六地蔵、階上には阿弥陀三尊を中心に十王が安置)、「庫裏」、書院、「木造兜跋毘沙門天像」は市の重要歴史記念物となっている。広い境内はツツジ、ウメ、サルスベリ、イトヒバ、イチョウ、カキノキなどの多くの花木がありよく手入れされた庭となっている。(1504)














