相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。9月に入ったが暑さが続きこの時期サルスベリ、フヨウ、ストリーゴーサ、コスモスくらいでさすがに花は少ない。花の谷の花壇に一画でクチナシの葉っぱで休息中の「モンキハゲ」と出会った。アゲハチョウ亜科、アゲハチョウ属。全体は黒色をしていて後ろ翅の白色と赤色の紋がアクセントとなって特徴的である。白色の紋は羽化直後は白色が強く、徐々に黄色身が出てくるらしい。赤い紋はメスの方がオスよりも大きく現れる。成虫になって約2週間といわれ本当に短命で、今が見納めである。(2309)
相模原市南区下溝にハーブとバラの芳香に包まれた農園=農業生産法人グリンピア相模原が運営する農業体験施設「モナの丘」はある。当施設は2007年にオープン、3.5haの広大な敷地内に「バラ園」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」などの花壇が造られている。その他に「バイオマス実験プラント」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュー広場」等が配置されている。入口そばに植栽されている「トロロアオイ」が薄黄色い大輪を広げ数十輪ほど大輪を披露中である。中国原産アオイ科トロロアオイ属で「黄蜀葵」、「ハナオクラ」の別名がある。ハイビスカスのような大形の花穂を立て、薄黄色で中心が紫色をした5弁花を開く。花は一日花なので夕方の早い時間に閉じてしまう。葉は互い違いに生え大きくて5~9つに手のひら状に深く裂けている。昔は根をすりつぶした粘液が手漉和紙の糊としても利用され、また胃炎、せきどめ薬効がある。(2309)