座間市座間に座間の古刹、浄土宗寺院「来迎山宗仲寺」は鎮座する。当寺は高遠藩初代「内藤修理亮清成」が実父の「武田宗仲」の菩提を弔う為、慶長8年(1603)に創建。本尊は阿弥陀如来。徳川家康公も立ち寄ったとされ、元和3年(1617)家康公の霊柩が久能山から日光へ遷御される際に一行が座間宿にて休息したと伝えられる。当寺には家康公お手植えの「大樹銀杏」がある。「山門」より入山すると左手奥に入り母屋造りの「本堂」、本堂左手に「鐘楼」、「水子観音堂」、「清浄殿」がある。また数年前完成した「月影の泉」夜間は幻想的な幽玄の世界へ誘ってくれる。本堂前には「紅、白のしだれ梅」の木が二本ある。既に「白梅」がまだ数十輪であるが開花し始めた。「紅梅」はしだれの種でまだ未開花である。当寺は「河津桜」の名所でもある。山門そばに4本、「清浄殿」の奥の墓域の一画にある「彫刻の苑」に5本植栽されているが、まだ、少し先端が赤味を帯び膨らみ始めた蕾である。そばでは「ヤブツバキ」が赤い花を披露中である。(2501)
相模原市南区下溝に都市公園の一つ市区の花が絶えない「県立相模原公園」はある。さすがにこの時季花種、花数は少ないがロウバイ、スイセン、サザンカ、ヤブツバキを見ることができる。一月は何といっても百花に先駆けて咲く冬の代表花の「梅」である。いイベント広場からグリーンタワーに移動する左側に「紅梅」&「白梅」が4本、「紅葉の丘」、「衆遊の庭」周辺に「紅梅」と「白梅」が5~6本ほど植栽されている。梅は花の少ない寒い季節を彩ってくれる可憐な植物。花梅は中国から渡来した梅の子孫(原種)に近い「野梅系」、野梅系から変化した「緋梅系」、杏との交配で生まれた「豊後系」の3系に分けられ300種以上ある。今年の開花はと訪れると蕾が大きく膨らんで開花寸前、その中にあって「衆遊の庭」の「白梅」が可憐な花姿で一輪咲いていた。大寒の月曜日は雨予報、三寒四温を繰り返し少しずつ春に向かっていく。こから冬本番であが「梅」は百花に先駆けて春の訪れを知らせてくれる主役の花の登場である。(2501)