「桜」はバラ科サクラ属に分類される落葉広葉樹で原種は11種確認されている。エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラなどが認められており、これらの変性や交雑などから「ソメイヨシノ」、「カワズザクラ」、ジュウガツザクラ、フユザクラ、カンザクラ、オカメザクラ、枝垂れ桜など数十種類の自生種が存在する。桜は何故こうも心惹かされてれてしまうのだろう? 桜は「日本の国花」というだけではなく、花そのものが美しく品がある。「桜」はまず長い冬を越えたあと春の訪れを知らせてくれ絶妙のタイミングで咲いてくれる。この時期は人間の人生の節目、転換期に関わっている。3月は卒業式、退職など別れがあり、4月は入学式、入社式と出会いがある。桜はこれから楽しいことに花を添え希望を象徴しているような花である。そしてなによりもその気品漂う花姿を披露したかと思うとあっという間に潔く散ってしまう姿、儚さが日本人の美学気質にマッチしている。良寛和尚の辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」と詠んでいる。「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜もいつかは散る」。限られた命、時間と心得よと訓えている。また小野小町は「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」と呼んでいる。桜の魅力、美しさに憑りつかれた様に2月初旬から相模太夫の「桜追撮の旅」がスタートした。まず「河津桜」では「松田山」、「ギオンスタジアム」、新戸の「河津桜あじさいライン」、「相模原公園」、「橋本公園」、「宗仲寺」。続いて見逃せないのが「枝垂れ桜」で相模原公園「せせらぎ園」、「原町田交差点」、「浄運寺」と「青柳寺」へ足を運んだ。そして3月下旬に東京では桜の女王「ソメイヨシノ」の開花が確認され慌しくなった。町田の「恩田川」と「芹が谷公園」、相模原では「相模原公園」、「せせらぎの園」、「麻溝公園」、「古山公園」、「相模原市役所さくら通り」、「松が枝公園」、「東林間桜通り」、相模原沈殿池へ。座間では「谷戸山公園」、「かにが沢公園」、「芹沢公園」、「さくら百華の道」、緑ヶ丘跨線橋の「座間桜」、さがみ野。都内では「隅田公園」、「上野恩賜公園」、「千鳥ヶ淵」、「靖国神社」を巡ったが、「桜」、「花見」がインスタ等で全世界に広がり今年は外国人の多さにびっくりさせられた。「桜」のトリを務めるのが先週から咲き始めた濃ピンク色の花ビラが美しい「八重桜」である。八重桜の名所である相模原下溝の「下原の八重桜通り」に赴いた。まだ5月に咲く桜もあるが、「八重桜」は締めにふさわしい桜であった。約40ヶ所、2ヶ月、数百km?に及ぶ移動となった「桜追撮の旅」が終わった。(2404)
松田山のカワヅザクラ
靖国神社の桜標準木
上野公園
千鳥ヶ淵
町田のシダレザクラ
下原のヤエザクラ
松田山のカワヅザクラ
靖国神社の桜標準木
上野公園
千鳥ヶ淵
町田のシダレザクラ
下原のヤエザクラ
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