相模太夫の旅録=Tabi Log

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時宗総本山「遊行寺」の「地蔵堂」

2024-10-22 07:24:41 | 寺院
藤沢宿発祥の地に開山700年の寺歴をもつ時宗総本山の「藤沢山無量光院清浄光寺」は鎮座している。時宗の呑海上人が正中2年(1325)に廃寺を再建して遊行引退後の住まいとされ、歴代の上人も遊行引退後に住むようになり「遊行寺」と呼ばれるようになった。大銀杏の奥の境内正面に木造としては東海道随一の重厚感溢れる建造物「本堂」が建っている。その本堂の右前に東日本大震災を機に震災・風水火災で亡くなられた方々の鎮魂の為に発願し建立された「地蔵堂」がある。地蔵菩薩はお釈迦様亡き後、この世で私たちを救ってくださる仏様である。遊行寺の門前は東海道の藤沢宿として栄え、江戸~明治~大正の頃には道中安全を願いお地蔵さんを詣でる人々で賑わったという。大正12年の関東大震災で遊行寺も「本堂」や「地蔵堂」も倒壊し、お地蔵=日限地蔵尊も本堂内に安置されていた。平成の大修理として解体修理中、胎内から「少病少悩」等の文字と「享保六年辛丑年四月廿四日」の日付が発見された。平成26年6月に修復後、関東大震災から約百年ぶりに再建された「地蔵堂」に安置された。(2410)
 
 
 




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