座間市栗原に目久尻川に沿うように臨済宗建長寺末寺の「栗原山崇福禅寺」は鎮座している。戦国時代(応仁元年=1467~慶長20年=1615)に村民の太郎衛門が創建。本尊は釈迦如来。昭和53年(1978)に「開山450年祭」が行われた。「山門」脇の「お地蔵様」は文久元年1861に建立された「子育て地蔵」として信仰されている。「山門」を抜けると左手に「鐘楼」、正面に入り母屋造りの「本堂」、本堂右に「庫裡」がある。境内の植木は手入れが行き届き美しい。本堂前に「マンサク」が糸状の黄色の花を咲かせ春の訪れを告げている。花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物として古くから人との深い繋がりをもつ花木である。また開花期が早いことから「まず咲く」や「真っ先」が変化したともいわれている。落葉期に咲き小さい花がよく目立ち、美しい紅葉も楽しめる希少な花木である。(2203)
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