相模原市の新戸地区にかつて寛文2年(1659)に築堤された「相模川の堤防」が相模川治水対策等により堤防としての役割、機能を終えた。新戸老人会寿会が廃堤防敷を散策路へ活用を市に申請した。市がその要望にこたえ平成9年から7年かけて平均幅10m延長600mの中に散策路2.5m、両側に2mの植栽帯をもつ新戸の「相模川散策路」が出来上がった。約200mの間に「約50本の河津桜」が植栽され満開の頃はピンク色の美しい「河津桜並木」、「河津桜回廊」となって圧巻の景色を作り上げる。先月末に数輪開花したが、今月不順な天候が続き開花が止まっていたような感じである。しかし今日訪れるとすべての木に20輪から50輪ほど薄ピンク色した可愛らしい花を咲かせ全体がピンク色した樹形となっていた。待望の開花宣言である。今週後半10度を切る日もあるようだが日に日に暖かくなっていく週明けあたりがピンクの「桜回廊」、「桜並木」が形成されているだろう。(1902)
座間市緑ヶ丘に四季の花で彩られ市民の憩いの場、座間八景の一つとなっている「かにが沢公園」はある。園内は初冬から早春にかけては「梅の花」、春にはソメイヨシノと神代曙あわせて30本近くある桜が美しく咲く。そして秋には「天上の花」の「曼珠沙華」が園の斜面を美しく彩る。この時季は水仙くらいで、百花に先駆けて咲く梅の花は希少である。子供広場に「紅梅」、「白梅」、赤と白の「しだれ梅」が十数本植栽されている。中には一本珍しい「思いのまま」という木があり「赤と白」の花をつける。あと数日で2月も終わりを告げ今週末からは弥生の月の3月となる。10日ぶりに訪れると一気に気温も上がり開花のスピードがアップし園内は梅の木たちが美しさを主張するように競演が始まりクライマックス美に近づいてきた。(1902)
「思いのまま」
「思いのまま」
相模原市下溝に四季の花が絶えない市民の憩いの場の「県立相模原公園」はある。もうすぐ弥生の3月、気温も上昇し一気に春めいてきた。当園は今、「河津桜」が咲き始め、イベント広場の「寒桜」、紅葉の丘では「梅」が終焉の美を、黄色い「スイセン」に彩られている。紅葉の丘散策路の一角にできたミニ花壇では水仙、小さな可愛らしい「クロッカス」、「シラーシビリカブルー」の花が咲き始めている。前列には「チューリップ」も植え付けられているので間もなくカラフルな花姿を見ることができるのでは。厳冬にも負けずに元気に咲くキュートな花で、花色も紫や黄色、白色と豊富で早春の日差し浴びて咲き始めている。「ハナサフラン」とも呼ばれ、アヤメ科の花で、シラーシビリカブルーはユリ科の花である。クロッカスの花言葉は「青春の喜び」、「切望」、「私を信じて」である。(1902)
座間市座間に座間の古刹の浄土宗寺院「来迎山宗仲寺」はある。当寺は高遠藩初代「内藤修理亮清成」が実父の「武田宗仲」の菩提を弔う為、慶長8年(1603)に創建。本尊は阿弥陀如来。元和3年(1617年)家康公の霊柩が久能山から日光へ遷御される際に一行が座間宿にて休息の伝えある。当寺には「山門」右手には家康公お手植えの「大樹銀杏」と「月影の泉」があり、夜には「本堂」と「燈籠の灯り」が池に映し出され「幽玄な幻想的な世界」が広がる。山門を抜けると左手奥に「本堂」、本堂左手に「鐘楼」、「水子観音堂」、「清浄殿」がある。本堂前の「白の枝垂梅」と「紅梅」が咲き誇っている。山門横に「河津桜」も開花が進み境内を美しく彩っている。そして「清浄殿」奥の墓域にある「母と子の彫刻苑」は満開近くなった紅白の梅、ピンクの可愛らしい花びらを広げ2~3分咲きとなってグラデーションを描きまるで競演しているかのような美しさとなっている。(1902)
相模原市南区新磯野4丁目に建つ総戸数1612戸の大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。テニスコートのそばに「河津桜」が3本植栽されており今、数十輪、濃いピンクの花弁を広げ出し開花の兆し。遊具広場の一角では「紅梅」が10本ほど植栽され、文字通り深紅の可愛らしい花をつけこちらも見頃を迎えて周辺は甘酸っぱい香りが充満している。また管理事務所のそばの小さな花壇には数十株ほどの「クリスマスローズ」が植栽されており、今、白色と紫色の花房が膨らみ咲き始めている。すぐ傍には白と黄色の凛とした「水仙」の花も。気温も少しずつ上昇いよいよ春到来、今、クリーンパークは春の花景に包まれようとしている。(1902)