座間相模が丘の住宅街を南北に貫く全長1.6kmの緑道「仲よし小道=さくら百華の道」がある。ここには200本近い桜の中に「河津桜」が5本ほどある。先月末各木には開花寸前の赤く膨らんだ蕾であった。数日前のと今日の気温上昇で可愛らしい濃いピンクの花びらを広げ待ちに待った開花である。「桜シーズンの到来!」私的宣言。河津桜は「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」の自然交雑種によって生まれた桜の一種である。桜は「国花」に相応しい美しい花姿であり華やかである。ここ「さくら百華の道」は名の通り次から次に違った種類の桜を楽しめる座間の代表的な桜スポットである。やはり桜は春を感じさせ、心躍らせる希少な花の一つである。(1902)
座間市入谷に市最古・古刹で坂東33所霊場第8番札所「星の谷観音」と呼ばれている真言宗寺院「妙法山星谷寺」はある。創立(伝)は天平年間(729~749年)、本尊は聖観世音菩薩である。江戸時代には大山講で賑わったという当寺は「基地は山叡幽邃にして清泉せん湲たり星影水中に映じ暗夜も白昼の如くなれば土人星谷と呼べり」とあり、寺号はこの故事に由来している。「寝下がり紅葉」、日本最古の「梵鐘」、「星の井戸」、季節はずれの「不断開花の桜」、「楠の化石」、「咲き分け散り椿」、「観音草」など七不思議の寺といわれている。中門を入った右手に「白梅」がまだ1~2分咲きであろうか可愛らしい花びらを広げて咲き始めていた。もう暦の上では春、寒さに耐えて百花に先駆けて咲く梅が咲き始めたことは春は近いという証であろうか?(1902)