★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

ヒラリー・ハーン 対 東日本大震災

2011-03-17 03:09:52 | 音楽


今日倉敷で行われることになっていた──というか私も突撃するつもりだった「ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル」が案の定中止となっていた。理由は……、ハーン様が地震のため(というかたぶん原発のため)来日断念。

フルトヴェングラーとベルリンフィルは、ベルリンが爆撃されている中でもモーツアルトやブラームスの交響曲をやったらしいぞ。電源がおちても演奏し続けたらしいぞ。がんばれヒラリー様……あ、こないんだっけ。ヒラリー様だから許す。

電力があまり必要とも思えんクラシックのコンサートですらこれだから、電気仕掛けの音楽はもう大変であろう。しかし、いまこそ、ピンク・フロイドは、日本から逃げ出す英国民を押しのけ来日すべし。そして東京都一日分くらいの電力を使った大スペクタクルコンサートを開くのだ。歴史に確実に名が残る。Perfumeもいまこそアカペラコンサートを開くのだ。生き残り大作戦に入り始めている西日本の庶民をつかって文化に投資させるのだ。