昨日は卒業式でした。
これで四年間のいやな思い出を忘れることができる。なかったことにできる。良く悪くも過去の賞味期限は短いと考えるべきだ。そう思えるのが若さの特権だ。
……というわけで、教員になるかも知れない諸君に、この前観た
「ごくせん」は、ある極道の娘(ヤンクミ)が、ある
一、ヤンクミはなぜ、最終的に悪ガキたちを統治できるのか。それは生徒たちがいうように「こんなにまっすぐにぶつかってきてくれる先公はいねえ」からではない。生徒たちより喧嘩が圧倒的に強く、
一、ヤンクミはなぜ、最終的に悪ガキたちを統治できるのか。ひとりひとりを「支援」(笑)しているからでは必ずしもない。映画の中で「おまえら」という呼びかけを何回ヤンクミがしているか知っているか?俺も知らんが、かなり多い。ひとりひとりが違うということにこだわらない方がよいときもある。「おまえら」という呼びかけの方が心に響くときだってあるのだ。
一、ヤンクミはなぜ、最終的に悪ガキたちを統治できるのか。この物語はフィクションである。
一、ヤンクミは高校の教員採用試験に受かっているどうみてもエリートである。この物語はフィクションである。
……卒業生のみなさんに多くの幸がありますように。その前に私に幸がありますように。