中学2年生の恋愛感情と学校生活を、同級生20人のリレー語りで書きつづった青春小説。
想い・憧れ・好意を持つ異性(同性も・・・)の同級生とのエピソードが語られ、その次はその同級生側とか、絡んだ友だち側からそのエピソードを絡めて想いが語られます。視点が変わることでエピソードや関係が少しふくらみ、そういったところに味わいのある読み物になっています。
でも短編連作で、元は雑誌連載で間があいているためか、つながりが悪いところもあり、流しては読みにくい。そしてそれぞれの登場人物の想いが掘り下げられないことに不満が残ります。
様々な思いと思惑の絡まる中学生時代の教室とその中にいる自分を思い起こせればというあたりが、正しい読み方かと思えます。
豊島ミホ メディアファクトリー 2008年8月23日発行
想い・憧れ・好意を持つ異性(同性も・・・)の同級生とのエピソードが語られ、その次はその同級生側とか、絡んだ友だち側からそのエピソードを絡めて想いが語られます。視点が変わることでエピソードや関係が少しふくらみ、そういったところに味わいのある読み物になっています。
でも短編連作で、元は雑誌連載で間があいているためか、つながりが悪いところもあり、流しては読みにくい。そしてそれぞれの登場人物の想いが掘り下げられないことに不満が残ります。
様々な思いと思惑の絡まる中学生時代の教室とその中にいる自分を思い起こせればというあたりが、正しい読み方かと思えます。
豊島ミホ メディアファクトリー 2008年8月23日発行