伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

フランス革命の肖像

2010-09-19 15:54:28 | 人文・社会科学系
 フランス革命の各時期の登場人物の出自や人物像、言動を当時の肖像画と併せて紹介した本。
 肖像画ですから、実物にどの程度似ているのかケースバイケースでしょうし、誰が書き、誰が依頼し、いつ書かれたのかによってかなりイメージが変わってくる可能性があります。
 そういう不確かさを前提として、恐怖政治の中心となったロベスピエールが童顔の小男だったり、ミラボーやダントンは醜男だったが大衆に支持され女にもてたとか、そういう与太話が主要な興味となる本です。
 しかし、薄い本の中で結構多数の人物を紹介していますから、フランス革命の登場人物の簡単なおさらいというか入門書としてもよさそうです。フランス革命の登場人物というとオスカルやアンドレはどこ?と考えてしまう人の興味には応えられませんが。


佐藤賢一 集英社新書ヴィジュアル版 2010年5月19日発行
コメント
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