53歳にして現役サッカー選手を続ける(ただし2012年11月24日以後は公式戦出場なし:リハビリ中)著者が、サッカー人生、ドーハの悲劇、フランスワールドカップ、日韓ワールドカップ、現役引退と復帰、怪我とリハビリなどについて語った本。
タイトルは現役引退後に復帰し、リハビリを続けて公式戦出場を模索中の著者の意気込みも含めて付けたもののようで、内容は、著者のこれまでと今後というような感じです。
プロとして、高いパフォーマンスを示すには、ある場面では体力の温存を図る必要があるわけですが、そこで「逆算思考でプレーをシンプルにしていく判断は、やり続けて回数を重ねてこそできること。若い選手はとにかく惜しまずに『やる』ことが大事。最初からそれを怠っていたら、成長はない。」(66ページ)というのは、なるほどと思います。サッカーだけじゃなくて、他の仕事、私たちのようなある意味で切りがない仕事でどこまでやるか、どこで見切るかということにも当てはまりそうです。
落ち込んだときに気持ちをスッキリさせる方法として、自分をカッコいいと思い込むことを推奨しています。「リハビリ中には、ちょっと痛みがあるだけで不機嫌になったり、効果がなかなか現れなくて筋トレをやる気が失せたりすることもある。でも、黙々とリハビリトレーニングをしているところを人が見たら、『ケガと闘ってる中山、カッコいい!』と思うんじゃないかな-。そんなふうに勝手に思い込むと、『よ-し!じゃあやるかぁ』と筋トレに向かっていくことができた。そして、鏡に映る自分を見つめ、弱い自分に打ち克つ自分を想像する」(142~143ページ)。やはり、ポジティブシンキングだ、この人は。

中山雅史 PHP研究所 2020年10月8日発行
タイトルは現役引退後に復帰し、リハビリを続けて公式戦出場を模索中の著者の意気込みも含めて付けたもののようで、内容は、著者のこれまでと今後というような感じです。
プロとして、高いパフォーマンスを示すには、ある場面では体力の温存を図る必要があるわけですが、そこで「逆算思考でプレーをシンプルにしていく判断は、やり続けて回数を重ねてこそできること。若い選手はとにかく惜しまずに『やる』ことが大事。最初からそれを怠っていたら、成長はない。」(66ページ)というのは、なるほどと思います。サッカーだけじゃなくて、他の仕事、私たちのようなある意味で切りがない仕事でどこまでやるか、どこで見切るかということにも当てはまりそうです。
落ち込んだときに気持ちをスッキリさせる方法として、自分をカッコいいと思い込むことを推奨しています。「リハビリ中には、ちょっと痛みがあるだけで不機嫌になったり、効果がなかなか現れなくて筋トレをやる気が失せたりすることもある。でも、黙々とリハビリトレーニングをしているところを人が見たら、『ケガと闘ってる中山、カッコいい!』と思うんじゃないかな-。そんなふうに勝手に思い込むと、『よ-し!じゃあやるかぁ』と筋トレに向かっていくことができた。そして、鏡に映る自分を見つめ、弱い自分に打ち克つ自分を想像する」(142~143ページ)。やはり、ポジティブシンキングだ、この人は。

中山雅史 PHP研究所 2020年10月8日発行