伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

読めば得する働く人のもらえるお金と手続き実例150

2023-07-16 23:02:44 | 実用書・ビジネス書
 失業・転職時の雇用保険、副業と社会保険、産休・育休の取り方と給付金、介護休暇の取り方と給付金、労災・傷病手当金、年金などについて、さまざまなケースでどのようなお金がもらえるか、どうすればより有利にもらえるかを説明した本。
 社会保険、労働保険の具体的な部分は、よくわからないことが多く、例えば退職日が1日違うと変わってきたりします(社会保険料が月末退社だとその月分が翌月発生して結局退職月の給料から2か月分控除されるが、月末の1日前退社だとその月分は発生しない。65歳の誕生日の2日前の退職だと失業保険の対象となるが、1日前はその扱いにならない)。会社都合退職の場合に、退職後に加入することになる国民健康保険の保険料が安く計算される(26ページ)とか、傷病手当金がいったん復職した後同一の疾病でまた休職したとき、最初の給付開始から1年6か月しかもらえなかった(最大で1年6か月分ー復職期間分しかもらえなかった)のが2022年の法改正で通算1年6か月分までもらえるようになった(152ページ)とか、私は知りませんでした。そういうふつうには知らないことを社会保険労務士らしくいろいろと説明していて、勉強になります。


蓑田真吾 朝日新聞出版 2023年3月30日発行

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