著者が流通科学大学で1年生の「教養(物流)」の講義のために作成した教材を元に物流について12の章に分けて説明した本。
本拠地が神戸ということで、トラック輸送の標準運賃の説明(69ページ)が大阪発になっているとか、「電子乗車券」がICOCAしか書いてない(152ページ)、BCP(Business Continuity Planning:事業継続計画 )のポイントとして舞鶴港が挙げられる(192~193ページ)など、関西目線の記述があり、関東在住者には新鮮に思えました。
ギグワーカー(今どきイメージしやすいものとしては Uber Eats )について、労働者側に賃金の保障もなく労災の適用もないなどのリスクが大きいことにはまったく触れずに成功例だけを挙げるなど、基本的に企業側・使用者側の目線の説明です。あくまでも物流を説明する本だからということでしょうけれども、これから社会人になる学生に労働者側でのリスクを教えなくていいのかと気になりました。
田中康仁 同文館出版 2023年5月2日発行
本拠地が神戸ということで、トラック輸送の標準運賃の説明(69ページ)が大阪発になっているとか、「電子乗車券」がICOCAしか書いてない(152ページ)、BCP(Business Continuity Planning:事業継続計画 )のポイントとして舞鶴港が挙げられる(192~193ページ)など、関西目線の記述があり、関東在住者には新鮮に思えました。
ギグワーカー(今どきイメージしやすいものとしては Uber Eats )について、労働者側に賃金の保障もなく労災の適用もないなどのリスクが大きいことにはまったく触れずに成功例だけを挙げるなど、基本的に企業側・使用者側の目線の説明です。あくまでも物流を説明する本だからということでしょうけれども、これから社会人になる学生に労働者側でのリスクを教えなくていいのかと気になりました。
田中康仁 同文館出版 2023年5月2日発行
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