なあむ

やどかり和尚の考えたこと

葬祭サポーター

2010年01月23日 22時11分30秒 | 宿用院

これまで隣組とお寺で執行してきた葬儀が、葬儀社の手にゆだねられる場合が出てきました。もちろん、当地以外では既にほとんどが葬儀は葬祭業に任せるというのが常識になっていることは承知しています。

ところが、この河北町においては、まだまだ古い形の葬儀が残っていて、「それがいい」という意見も多く聞かれます。それだけ隣組制度がまだまだ生きているということなのでしょう。

葬儀を隣組で執行するということには大きな意味があり、単に葬儀だけの意味ではありませんでした。防災上の意味、経済的な意味、信仰上の意味などがあり、詳しくは後日お知らせします。

そんなことを考えて、数年前から色々な機会に話をさせていただいてきましたが、昨年末、宿用院恒例の役員慰労会の席で、役員の中から、今まで通りの葬儀を行っていくために、葬儀を手伝う組織を作ったらどうだという意見が出されました。

「それはいい」という満場の賛同を得て今年から活動を開始すべく準備を進めてきました。

名付けて「宿用院葬祭サポーター制度」。

今度の27日に会合を開き、意見調整してから正式にスタートさせたいと思っています。

詳細はその後に報告させていただきます。

おそらくは、全国的にも前例のない取り組みだと思います。