Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は忘年会第1号

2014年12月05日 23時56分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は15時から横浜の石川町駅傍で退職者会の会合、18時半から新宿の傍の大久保駅近くで忘年会の予定が入っている。
 この忘年会は私にとっては今年の忘年会第1号である。いつの間にか忘年会という感じである。あっという間というのではなく、時間を考える暇もなく12月の声を聞いたというのが実感である。時間が早いとか、ゆっくりだったとかいう感覚はない。毎日それなりに充実していて、好きなことをやっている、あるいは自分なりに充実した生活スタイルを身に着けたといったらいいのだろうか。それなりに満足している証だと思うことにしている。

 一応「幸せな定年後の生活」と思うことにしている。ただしこの3年でだいぶ散財をしている。将来の不安、生活の行き詰まりの予感はかなり確実なものとしてぶら下がっているが、「何とかなる」あるいは「そうなりゃそうなったでしようがない」と開き直っている。
しかしこのまま貨幣価値がどんどん下落して、インフレーションが進行すればもうどうしようもない。その時は日本全体の、特に高齢者全体がお手上げで状態である。私のように手に職のない、生き抜くための特技のない人間はもっとも不利なのである。それは自覚しつつこれまで生きてきた。今更変えようがない。開き直りである。

 午前中から15時までは予定がないので、可能ならば、年末に学生時代の友人達と予定している忘年会の会場探しで東京駅近辺を歩いてみるのもいいかもしれない。

東京都美術館「ウフィツィ美術館展」 感想

2014年12月05日 22時18分37秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
         

 午後に「ウフィツィ美術館展」に出かけた。チケットショップで購入したところ、当日券1600円、前売券1300円であるが、500円で購入できた。会期末が迫っていると値が下がるようだ。かなりの人が見に来ていた。今回は簡潔に記す。

 全体で75点の作品が展示されている。
 「第1章大工房時代のフィレンツェ」は15世紀後半のバルトロメオ・ディ・ジョヴァンニ、ベルジーノ、フィリッポ・リッピ、初期のボッティチェリなど25点。
 「第2章激動のフィレンツェ、美術の黄金期の到来」は16世紀初頭の後期のボッティチェリ、フラ・バルトロメオなど20点。
 「第3章『マニエラ・モデルナ』(新時代様式)の誕生」はアンドレア・デル・サルトなど14点で16世紀前半から16世紀後半までの作品。」
 「第4章フィレンツェ美術とメディチ家」は16点の展示で、ブロンヅィーノ、ヴァザーリなど16世紀後半の作品。

 どの作品も昨年イタリア旅行の時に見た絵とは違っている。私が特に気に入ったのはフィリッポ・リッピの息子のフィリッピーノ・リッピが描いたとされるフレスコ画の「老人の肖像」。瓦に描かれている。
 どちらかというと白っぽい服装の対応を探っていた。なかなか魅力的な顔つき、現代の肖像画にも通じるような要素を感じた。残念ながらポストカードは販売していなかった。その作品のために図録を購入するわけにもいかず、購入は断念した。一人の画家の回顧展の時を除いて、このような展覧会は図録を購入しないことに決めている。

 しかしこれでもか、これでもかと云わんばかりに聖母マリアとキリストという題がいかに人気のあった作品かがよくわかる。
 今回はキリスト教に基づく絵画が圧倒的多数であるが、少しばかりギリシャ・ローマ神話に基づく作品もあった。
 チラシに掲載されている作品では2枚目の左上の「パラスとケンタウロス」(サンドロ・ボッティチェリ)以外には数点のみだったような気がする。

 どの作品もこれまで教えてもらったアトリビュートを確認しながら見て回った。復習のつもりで。

東京都美術館「ウフィツィ美術館展」へ

2014年12月05日 09時32分48秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 寒い日であるが、天気は良い。風もなく雲が地平線にわずかにあるのみ。窓越しの陽射しが穏やかである。
 そんな陽射しを受けて、無料招待券1枚を大事に抱えて、上野の東京都美術館「ウフィツィ美術館展」まで出かけることにした。途中のチケットショップでもう1枚購入すれば、随分と安く感じる。
 以前イタリア旅行に行ったときも訪れたが、たった1時間半位の見学だったので、全部を見たわけではない。今回どんなものが展示されているか、楽しみである。

 ホドラー展の感想がまだ出来上がっていないのに、次の美術展というのは何となく宿題をさらに積み重ねるようなものだが、12月14日が会期なので止むを得ない。本日以外は都合がつかない。

 もうひとつしなくてはいけないことがあった。年賀状書きが残っていた。まだ賀状は購入していない。たいした図案ではないが、一応考えないといけない。ゴテゴテとすると妻に「ノー」と云われる。かなりあっさりしたものでないと賛同は得られない。