Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

喫茶店に求めるもの

2017年09月26日 23時33分52秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日までは本日購入した本の読書タイム。明後日からは日曜日の団地の管理組合の会議の資料作りを始めなくてはいけない。

 本日夕刻に気がついたが、私の団地から歩いて10分もかからないところに2軒目の喫茶店が出来ていた。喫茶店というよりも洋風の甘味処という設えである。店の壁際を奥の方に向かって低いカウンターが続いている。低い椅子なので疲れないと思う。コーヒーの味はどうだろうか。春頃にできた喫茶店は10数名しか座れないが、コーヒーは美味しい。ちょっと明るすぎる嫌いはあるが、悪くない。
 本日入ろうとした喫茶店はさらに遠く、図書館の最寄り駅に近い。図書館から7~8分で、こちらも狭いが落ち着く。本日休みだったのはとても残念であった。
 昔に比べて喫茶店が少なくなったが、それでもじっくりと探せば意外なところにあるものである。
 ただしチェーン店と違って少々高い。そして電子マネーが使えない。チェーン店以外の喫茶店は、10人くらいで満席になる店が多く、マスターが話しかけてくる場合があるので、これが困る。読書したいし、読書していなくてもボーッさしていたい気分なので、放っておいてもらいたいのだが、なかなかうまくいかないものである。
 偏屈な老人の客は扱いづらいと店の人は思っているだろうが‥。

「中原中也-沈黙の音楽-」(佐々木幹朗)

2017年09月26日 20時06分19秒 | 読書
 目をつけていた喫茶店でノンビリと読書タイムをと思っていたら、明日までお休み、との看板がぶら下がっていた。ということで、急きょ傍にあるチェーン店の喫茶店で読書タイム。神奈川大学の生協で購入した2冊の本を交互に読みながら読んだ。さいわいにも寝入ってしまうことはなかった。

 「中原中也」(佐々木幹朗、岩波書店)はこの書き出しがとても気に入った。
「一人の詩人が最初の詩集を出そうとするとき、初めて見えてくるものがある。どの詩篇を収録するのか、どのように構成するのか、と悩む編集作業のとき、作者はまず最初に、一冊の詩集がたんに詩篇の集積場所ではないし、過去の詩篇を記録するだけの場所でもない、ということを知る。‥印刷と製本を終えて、詩集が一冊の本のかたちになったとき、詩篇群は編集作業のときよりも、もっと鮮明に他人の顔をして作業の前に姿を現す。これらの詩は誰が書いたのか、と作者に問いかけてくるのだ。」

 なかなかいい書き出しに、期待感が増した。どんな中原中也像が提示されるのだろうか。期待できそうである。

舘野泉「ピアニストの時間」外を購入

2017年09月26日 14時22分57秒 | 読書
昨日読み終わった本を図書館にて返却。神奈川大学の生協にて、注文していた「ピアニストの時間」(舘野泉、みすず書房)を受け取り、同時に「中原中也ー沈黙の音楽」(佐々木幹郎、岩波新書)を購入した。さらに「敗戦日記」(高見順、中公文庫)を注文した。いずれも1割引。
「ピアニストの時間」は高価なので図書館で借りるつもりでいた。本の情報を書店で打ち出して持ち歩いていたが、生協に行った時に無意識に注文してしまった。1週間してから気が付いたが、今さら注文の取り消しは気がひけてそのまま受け取った。1割引でも2721円はつらかった。以後は気を付けないといけない。