30分ほどの夜のウォーキング。いつもより30分ほど遅く出かけたためか、車にはほとんどすれ違わなかった。しかしあまり遅い時間は避けたいもの。
団地の外に出ると23時近くになっても、犬の散歩をしているどうみても70代を超えていると思われる高齢者、ジョギングをしている20代の学生、酔ってふらつきながら歩いている若い勤め人、前など見もしないスマホ歩きの20代・30代、いづれも男も女も一人が多い。私のような60代・70代のウォーキング・ジョギングもときどき見かける。
犬の散歩を23時前後に日課にしている70代半ばと思われる女性はすれ違うことが多いので、とても気になる。小さな犬ではあるが、犬を連れているのか、犬に連れられているのか、判らないところもある。
そして同年代の人間とすれ違うと何となくホッとする。これもまた不思議だ。他人のことに 無関心のようなスマホ歩きの若い人には違和感を強く感じる。たいていはゲームと思われる。斜行・蛇行しており危険極まりなく、ひったくりをしてくださいと宣言しているような熱中の仕方に、違和感と断絶を感じている。
コンビニの駐車場で話に夢中の10代のグループはさすがにこの時間にはいない。
やはり団地の外の公園では、80代の男女がベンチで毎日話し込んでいる。どういう関係かはわからないが、ともに声が大きいので、公園に面した住宅の住人には迷惑と思われる。それも家族の悪口雑言である。ウォーキングをしていても私の耳にも入ってしまう。家族内でなかなかこじれているようだ。こういうのはあまり耳に入ってきてほしくないのだが、気になるものである。
しかしこのいつもの二人はこの時間の会話がなければ、行き場所もないのだろう。彼らの行き場所、落ち着き場所とはどんなところなのだろうか。他人事ながらいろいろと気になるものである。
夜のウォーキングでは、さまざまな人生が垣間見えるが、あまりいい印象ではない。多分私もそのように見られているのであろう。お互いさまではある。