Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読了「ゴッホとゴーギャン」

2022年06月12日 22時51分58秒 | 読書

   

  「ゴッホとゴーギャン 近代絵画の軌跡」(木村泰司、ちくま新書)を読み終わった。伝記的な記述も多い後期印象派の人物を中心とした解説書ともいうべき内容であった。
 伝記的な記述については、かなりの部分は私にとっては既知であったが、エピソードとして知っていてもつながっていない部分をつなげてくれたという点ではありがたい記述が多かった。
 また後期印象派、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンの位置づけについてもあらためて整理できた。

「後期印象派が探求した造形性は20世紀初頭の画家たちへと継承され、フォーヴィスムやキュビスムとして発展しただけでなく、より純粋に造形性を重視する近代絵画もしくはモダニズム(近代主義)の時代へと美術の流れを導いた。物語性(主題性)が最重要視されてきた西洋絵画の方向性が、後期印象派の造形上の探求によって大きく変換し、個人の画家たちの独自の造形性の探求が重視される20世紀美術が展開されるようになった‥。」(終章「近代絵画の時代へ)

「象徴主義や表現主義といった「主義(イズム)が国境や国籍を超えた運動となって展開していった‥。「芸術家」としての個人的な主義主張として20世紀美術を発展させていく‥。」
(終章「近代絵画の時代へ)


これより読書タイム

2022年06月12日 20時47分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

      

 南の空に月齢13の待宵月が樹間に見えて美しい。昼間の黒い雲と雷雨がなかったかのような静かな夜空である。
 明日は横浜でも26℃という予想で晴れるとのこと。

 本日中に「ゴッホとゴーギャン 近代絵画の軌跡」を読み終えたいと思っている。果たして出来るであろうか。

 これより読書タイム。

 


雷雨が通過

2022年06月12日 17時33分09秒 | 天気と自然災害

 太陽が顔を出していたので外に出てバス停に向かった。北の空が異様に暗く、不安を感じた瞬間にポツリポツリと降り始めた。そのままバス停に着くと同時にバスが到着。次のバス停までのあいだに土砂降りとなり、雷もなり始めた。その間わずか1分ほど。



 この区域の夏祭りの山車や子ども神輿が練り出す直前の準備をしていた。例年この時期で毎年雨に祟られる祭りであるが、今年もまた降られてしまったようだ。

 横浜駅の手前で降りて少し歩こうとしたが諦めて横浜駅まで乗車。換気のために開けてある窓も雨が吹き込み、閉めざるを得なかった。しかしわずか20分後、横浜駅に着いた頃には小ぶりになり、再び太陽が顔を出していた。

 レインアイよこはまによると時間雨量80ミリを越す猛烈な雨の区域が、横浜市域を北から南へ速いスピードで移動していた。短時間で通過したため、土地の低い横浜駅界隈も冠水の被害はなかったようだ。

   

 帰りは雨に濡れたフラワー緑道を顔を出した夕日を浴びながらゆっくり歩いた。