Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

台風接近

2023年09月07日 23時10分17秒 | 天気と自然災害



 19時過ぎから弱いながら雨が降り始めた。現在は1~5ミリ程度の雨である。
 台風13号は北上を続け、昨日の予報進路よりもわずかながらこれまでの予報よりさらに西を通過するらしい。神奈川県直撃かと思ったら、静岡県あたりで上陸し、神奈川県と山梨県の境に向かっている。富士山の西側を通過するようだ。
 南関東は台風の東側になるので、雨がひどくなると思われる。神奈川県の雨は明日の18時過ぎまでは続く予報である。さらに先ほどのニュースでは台風の西側でも強い雨の区域が通過するらしい。
 風も18時くらいまでは強いという予報になっている。

 先日の東北の太平洋岸の豪雨でも多くの車、とりわけ乗用車が冠水した道路を通過していた。中には動けなくなった車も映し出されていたが、どうみても無理な運転だと感じる。人は車の中にいると、安心してしまうのだろうか。豪雨の中の運転は極めて危険、というアナウンスがもっと為されてしかるべきではないか、といつも思う。
 災害対策に長年従事し続けた体験から言わせてもらうと、とても気になる報道が今回もあった。以前にも記載したが、昨日もNHKが視聴者からの映像と称して、冠水した道路を走行中に撮影している動画を流していた。冠水した道路での運転をなくすためには、このような画像を利用するべきではないと思う。使うとすれば、「このような状態の道路には入り込まないように」という警告のための利用にすべきであると思う。

 私は、明日は一日、家で台風の通過を待つことにしたい。

 


「九相図をよむ」 第5章

2023年09月07日 20時34分04秒 | 読書

   

 「九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史」(山本聡美、角川ソフィア文庫)の第5章「国宝「六道絵」の「人道不浄相図」をよむ 中世九相図の傑作(二)」を読み終わった。

「九相図巻」を比べると、肉体の量塊性や骨格の解剖学的正確さという面ではやや劣る。‥いっぽうで、自然景の中に死体が横たわり四季の推移とともに朽ちてゆくという空間と時間の表出において、本作は「九相図巻」を圧倒している。‥植物のモチーフと死体の組み合わせが、不可逆的に進行する時間の経過と死体の腐敗を鮮やかに描き出している。‥「九相図巻」では死体そのものに注がれていた関心が、本作においては死体を取り巻く自然の摂理へと拡張されている。‥九相巻や「往生要集」の協議を越えた詩情をたたえている。
高貴な女性が自らの意志で不浄の身である不浄の身体をさらすことで、他者の発心を導くという話型に着目した。‥醍醐寺においては、発心と懺悔、そして浄土往生への道のりの起点に九相図が存在している‥。
九相図は生から死への移行を示す図像としても機能していた‥。鎌倉時代の九相図が高貴な女性の信仰と結びついていたことも明らかとなる。鎌倉時代の九相図には、不浄のみを懺悔し、他者の発心を導く聖なる図像としての役割があったのだ。

 九相図が女性の死体を描くことの解明がここで示されたことになる。次回からは第6章「「九相詩絵巻」をよむ 漢詩・和歌と九相図の融合」に進む。第6章からは室町時代後半の九相図である。


30℃に至らず

2023年09月07日 19時29分25秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日の横浜の最高気温は午前11時ころの29.9℃で真夏日にはならなかった。これは8月下旬並みという。平年では29℃くらいらしい。しかしずいぶんと楽に感じた。いかにこれまでが暑く、体力をそれだけで消耗していたか、わかるというもの。
 14時過ぎに家を出て、16時半頃に帰宅した。2000歩程歩いて帰ったので、一応シャワーを浴びたけれども、歩いている間は帰宅後のシャワーが必要ないのではないか、と感じたほど。
 横浜駅そばの繁華街では、家電量販店でクーラーの値段のチェックや、カメラ・ノートパソコンなどのラインナップを見て回った。いつものように特に収穫はなかった。
 有隣堂では文庫本・新書・選書コーナーを丹念に探検。いくつか読みたいもの、買いたいものを見つけたが、読む予定がたてられないので残念ながら遠慮。

 喫茶店で「九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史」の第4章を読み終えた。


まだ30℃未満

2023年09月07日 13時15分42秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 この時間、横浜は29℃に達していないようだ。我が家でもクーラーは動かさずに南北のガラス戸を開けている。扇風機とサーキュレーターを使い、柔らかい風をかすかに吹き抜けさせている。体に直接風が当たるよりも肌にはうれしい。湿度は50%ほど、快適ではないが、30℃未満ということでこれまでよりもずいぶんと過ごしやすい。

 網戸に扇風機の風が直接当たって、レースのカーテンが網戸に貼りついている。ときどき微風が入ってきて、レースのカーテンが網戸から離れる。そのときの風が扇風機の風を受け流すように横に逸れて体に触れて通り過ぎる。この瞬間が気持ちいい。

 窓を開けていると、遠くの蝉の声が響いてくる。ツクツクホウシとアブラゼミの声が混じる逢っているようだ。アブラゼミが9月になっても鳴くのだろうか。
 窓を閉め切ってクーラーを動かしていると住宅のすぐそばで鳴いている蝉の声しか聞こえなかった。ここ二週間ほど、家の近くで鳴いている蝉の声が聞こえなくなっていたことにあらためて気がついた。遠くと言っても100mも離れていない団地の外れの木々か、ごく近くのマンションの敷地で鳴いているようだ。

 太陽が顔を出さないが、降水確率は20%と低い。
 退職者会の資料作りは昨日出来てしまった。これから午後のお出かけ。特に所用はないので、文庫本を持ってコーヒーの安い喫茶店へ。そしていつものとおり家電量販店や百円ショップ、書店を一回りしてくる。