Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「日経サイエンス9月号」から

2021年08月16日 20時49分31秒 | 読書

   

 帰宅後、8月初めに購入していた「日経サイエンス 9月号」をまだ読んでいないことを思い出し、「数学者たちの黒板アート」「イルカはほんとうに右利きなのか」「挑む」「ゲノムで探るデニソワ人の足跡」「COVID-19 今後のシナリオ」に目を通した。
 「COVID-19 今後のシナリオ」で進藤奈邦子WHOアドバイザーは今後のシナリオとして 第一は、次第に弱毒化はて所々で重大な被害を起こすものの、季節性インフルエンザと同じようになっていく。第二は、次々に変異株が出来て健康被害が続く。この場合は一定期間ごとに新たなワクチンをつくって接種を続ける。第三は、別の感染症のアウトブレイクが重なる場合。SARS(2002年)、鳥インフルエンザ(2003年)、パンデミックインフルエンザ(2009年)、MERS(2012年)、エボラ出血熱(2014年)、ジカ熱(2015年)などの場合が想定される、としている。
 また今回はデマなどを含む情報の氾濫への対応に多くの労力が割かれたとして、「単純で分かりやすいメッセージよりもよくわからない恐ろしげなメッセージのほうが浸透したという。さらに次のパンデミックに備えるには、世界的な「単独行動主義」や「うちの国ファースト」の動きが問題であると提起。「感染症はグローバル。国や地域がバラバラだと対策の障害になる」と断言している。日本の政府や国会議員、東京都・大阪府などを牛耳る政治家に聞かせたいものである。



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