Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ヘンデル「ヴァイオリンソナタ」 その2

2023年06月10日 14時45分49秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 昨日に続いてヘンデルの「ヴァイオリンソナタ」をグリュミオー版で聴いている。ヨゼフ・スークとは違って、全体的にテンポがかなり早い。それにしては豊かな音色で、みずみずしくつややかである。テンポの速さを感じさせない。グリュミオーの魅力たっぷりの演奏である。1966年の録音で、チェンバロはロベール・ヴェイロン=ラクロワ。グリュミオーが45歳、亡くなる20年前の演奏である。
 この曲集は正確には「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」ということで、通奏低音はこの曲が作られた18世紀にはかなり即興的に演奏されたものだと思うが、私にはスークとグリュミオーの版の通奏低音の部分の違いまでは残念ながらわからない。

 当初このグリュミオー版が、第1~第6までの順番が番号通りでないことに違和感があった。それだけ私の頭の中では第1~第6の順が強く刷りこまれてしまっている。この順番にCDがおさめられている根拠は解説を読んでもよくわからない。
 しかし曲の順番にこだわっていては、この演奏の美しさを堪能できない。グリュミオーのこだわりとして素直に6曲全体の印象を楽しむようにしたい。

 



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