15時に妻と入れ替わりに横浜駅まで出向いてみた。地下街は歩かずに、オフィス街の喫茶店でしばらく読書。「図書6月号」を少々。コロナにかかる前までに読んだところをもう一度読み直し。読んだことはおボケえていたが、内容はすっかり記憶の外に追いやっていた。
喫茶店の外のテーブル席に座っていたが、途中から向かい側のオフィスビルの火災報知器が鳴りだした。しかし15分ほども鳴りっぱなし。ビルからは警備員もビルの中の人も誰も出てこない。ビルの前を歩いて通る人が不思議そうにビルの中を覗いてもだれも出てこない。
1階は料理店が入っているが16時半を過ぎていて休憩中あるいは仕込み中なのか、やはり誰も出てこない。ビルからは煙も出てこないし、中の人が誰も出てこないので、それほど心配にはならずにそのままにしていたが、あの火災報知機の音は耳に障る。
17時直前になってようやくビルから勤務を終えた人が数人続けて出てきた。やっとその音に気がついたらしく、中に再び入ってく人が二人ほど。他の人は音にはまったく興味がないようにそのまま遠ざかっていった。サイレンが鳴ってから30分以上過ぎてようやく鳴りやんだ。
これでは火災報知機の役割などまるで役に立っていない。こんな危ないビルに勤めていなくて良かったと思いながら、喫茶店を後にした。あのサイレンは館内には響かないのだろうか。同時にあの火災報知機は消防署につながっていないのか、と疑問も湧いてきた。