先ほど政府発表の数字を見て、驚いた。これを一目見ただけで喫緊の政策課題が思いつくはずである。
掲げた表は、オミクロン株対応ワクチンの接種率の政府発表の一覧である。12歳から40歳代までは、18%から28%と極めて低い。これに比べて50歳代以降は42%から70歳代の59%と格段に高い。40歳代以下と50歳代以上の差が大きすぎる。これを見ても第8派の罹患者に若い人が多いというのも頷ける。
政策的に喫緊の課題は、働き盛りでかつ移動の頻度の極めて高いこれら40歳代以下の国民のワクチン接種率の拡大である。接種をしてもらうための条件整備、啓発、企業での接種機会の拡大、そして移動の前後でのPCR検査の機会の大幅な増大であろうことは誰が見ても明らかである。
年末年始の行動制限が無く、そして外国からの入国制限の規制も緩めているなかで、せめてこれらの課題くらいはきっちりと履行してもらいたい。
この政策を提示できない政府も与党もまったく信用ならない。政府の不備を指摘できないマスコミも、議会も、地方自治体もまた同罪である。
この程度のことも政策立案できずに、第5類の検討などというのは一番の根幹を忘れている、としか思えない。
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