久しぶりにツグミが南側のベランダのすぐそばにやってきた。多分毎年やってくるツグミである。今年もやってきたが、しばらく他の号棟のほうでウロウロしていた。
昨年よりも一回り大きくなり、体の模様も鮮明になり、茶色と黒のコントラストが強くなった。また胸の斑点も目立つようになった。そして陽が当たると模様がよく映える。成鳥になったのだろうか。
いつも一羽で、他の鳥よりは人との距離が近くとも逃げない。しかし常に孤独である。ハトなどの群れに混じることもない。他の鳥とも無干渉、わが道を行く姿勢を貫いているように見える。そんな孤独な有様が妻は気に入っている。
ネットを調べると、10月頃シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表。日本へ着くと群れを解き、田畑や低い山の林に散らばる。雌雄同色。3月なかばになると再び群れてシベリアへ帰る。冬鳥で日本ではさえずりをしません。それでツグミ(噤み)と呼ばれたという。鳥獣保護法によってツグミは保護鳥となっている。
そろそろ旅立ちということで、今年の春の見納めも近いようだ。