本日は、立川市子ども家庭支援センターのファミリーフレンド事業の
一環として、市民型ソーシャルワーカー「ほっとほっとたちかわ」さんに
よんでいただき、食育講座を行いました。
この事業は、立川市子ども家庭支援センターと市民が共働で行っているものです。
対象は子育て中のご家庭の方々。
会場は、立川女性総合センターの5階の学習室でした。
今回は座学で、来週は料理講習会と2回連続の企画です。
今年は、この通称アイムで、3回、違う団体に呼ばれて、講座を行いました。
自分も小金井市のファミリー・サポート事業や、武蔵村山市の若いお母さん向けの
継続的な子育て支援事業に、講師として伺っていますので、大変関心があります。
子育てママにはお話した講座は、こんなふうに。
・ご飯(主食)をしっかり食べましょう。
一汁三菜が食事の基本。
・1日の食事の半分は穀類から。
粉食のパンより、粒食の米、麦、雑穀を。
PFCエネルギー比(たんぱく質、脂質、炭水化物のエネルギー量の割合)は
15%、25%、60% です。
・五味五色で栄養バランスを。
・みそ汁(汁もの)を毎日食べましょう。
・おやつは補食です。
3回の食事で足りない分を補うつもりで。
甘いものだけでなく、おにぎりやふかし芋もいいのです。
必ず食間に決まった時間で。食後のデザートはエネルギー過剰となりやすいのです。
・朝食は必ず食べましょう。
・家族そろって楽しい食事を。
嫌いなものを無理強いするより、お母さん、お父さんがおいしそうに一緒に
食べて見せてあげましょう。
弧食はできるだけさせないでくださいね。
・よく噛む食事を。
洋風メニューより、和食のほうがよく噛む料理が多いのです。
・主菜はほどほどに、たっぷり野菜を。
主菜はたんぱく源となるおかず。肉ばかりでなく、魚や大豆製品を取り入れて。
野菜は旬のものが、オススメ。
・体作りも忘れずに。
規則正しい生活とたっぷりの睡眠を。日内リズムが整って、免疫力アップ。
・精製しない食品を取り入れましょう。
白砂糖よりも黒砂糖。白米よりも分づき米。ミネラルが豊富です。
・砂糖は摂りすぎないで。
1日に多くても40gを越えないようにしましょう。
WHO(世界保健機構)では、砂糖の摂取基準を、1日の総エネルギーの10%以下としています。
6~7歳活動強度中くらいで、エネルギー必要量が男児、1,550Kcal、
女児、1,450Kcalならば、砂糖の上限は37g前後となります。
・安全な食べ物を選びましょう。
このような内容を、自分の体験も交え、これまでの見聞きした多くの実例やデータを
あげて、お話しました。
できることから、取り入れて、お子さんやご家族みんなの健康を守りましょう。
そして、お母さんだけが、担い手になるのではなく、お父さんにも参加して
もらえるようしたいものです。
皆さん、とても真剣に聞いてくださり、沢山のご質問も出ました。
来週の実習では「ごはん作り」の大切さと楽しさを、実感していただけると嬉しいです。
帰り道、河津桜を見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/78/8b7c4d0687deec42c0fe136a6f5cbd3e.jpg)
まだまだ寒い日が続きますが、春はもうそこまで来ていますね。