セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 96本、 演劇 72本

さよならドビュッシー (2010 中山 七里著)(宝島社) 85点

2016-07-18 20:40:41 | 読書遍歴
うーん、やられたな。ミステリーの触れ込みだけど、大やけどをした少女が、いかにピアニストとして成長していくかが詳細に書かれていたので、そっちの方に感心が行ってましたね、僕としたことが恥ずかしい限り。 でもこのアッと驚くどんでん返しは強烈で、考えたら冒頭の火事のところで変に思ったんだけど、失念していましたね。でも忘れててかえって面白かったよ。 ミステリーとはいえ、クラシックに造詣の深いことはこの小 . . . 本文を読む
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魚クラブ『一家団欒』(作:大竹野正典 演出:昇竜之助)(於・ウイングフィールド) 85点

2016-07-18 18:20:19 | 演劇遍歴
劇場に入り、何といっても、まず美術が素晴らしい。壁画というべきか、それは日本的であるが、しかし少々毒々しい。死後の場所を暗示しているらしい。そこにある夫婦が傘をそれぞれさして息子の話をする、、(傘が色彩的にも美しい)。 この夫婦は金属バットで息子に撲殺されたという。その息子が黄泉の世界に52年ぶりに帰って来る。燐家にも問題を掲げた家族がおり、息子は予備校に行くことを拒否し、ドラえもんをうまく操っ . . . 本文を読む
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