2021年、コロナ禍を理由にしたくはないが、映画本数40本未満。ひどい時には大阪市内で映画館がほとんど閉鎖。日本映画の古き良き時代の映画をシネヌーヴォーまで見に行った。結構、館内はにぎわってはいたが、、。
今年は濱口イヤーだ。久々に現れた日本映画屈指の大物。
日本映画 1位 偶然と想像(濱口竜介) 2位 ドライブマイカー(濱口竜介) 3位 心の傷を癒すということ(安達もじり)
洋画では1位 . . . 本文を読む
超豪華メンバー出演と言うことで、映画ファンはそれだけで見た人もいるに違いない。まず、ファーストクレジットで、ジェニファー・ローレンスがレオナルド・ディカプリオより先というのに少々驚き。マネー配給では彼女の方が優れているということか。
この映画、ブラックコメディなんでしょうな。そもそも役者の設定からにして、おとぼけもいいところ。おそらく現地アメリカでは、最初から最後までどえらい腹を抱えた笑いが客席 . . . 本文を読む
これは面白い。キェシロフスキにも「偶然」というすごく似たテーマの映画もあったけど、こちらは3編それぞれ複雑に込み入ってる。観客を意識した映画づくりに濱口の素朴なサービス精神さえ感じる。
第一話。 タクシー内での、女性同士の饒舌なノロケ話から一転、逆方向へとタクシーを変換し、単なるノロケでなくなる男女3人の泥沼愛憎劇へと変質する映画的ダイナミズム。カメラが素晴らしい。眼を見張る。映画的 . . . 本文を読む
犬好きにはたまらない映画でしょう。何と言っても犬から見た人間の世界観、映像がすごい!大好きな人のために輪廻して、そして、、
素晴らしいラストが待っている。僕も今日から犬を見る目が変わってくる。ハルストレムの真心が不変だということを示した映画です。でもどうやってあんな撮影ができたのでしょう、、。スゴイです。 . . . 本文を読む
韓国映画人気俳優お二人によるファンのための映画です。のため、東京・仁川・バンコクと世界をまたにかけドンパチ始めます。興味深い東京も意外とあっさり目。ジョンミンの片言日本語がたまらない、、。
ジョンジェの超悪役。ご本人自身が最も乗っていたような感あり。ジョンミンは殺し屋という役なのにいつも通りの人間味豊富な主役風情。ジョンミン風を吹きさらす。
問題というほどでもないが、他人に迷惑をかけすぎる殺戮 . . . 本文を読む
原作未読。目の前に流れるは、どこか嘘気で人生を上ずってる姿のように思える。もっと素直に我ら市井の人間を描いてほしいと強く実感す。多少伊坂らしい部分もあれど、これは伊坂でないと思いたい、、。今泉にはもっと成瀬を見てもらいたい。 . . . 本文を読む
18年ぶりのマトリックス、そりゃあ期待しますわなあ。一番気になったのはキアヌとキャリーの初老のロマンスがどこまで画面を持たせるかでしたが、、。
所々出てくる回想場面のお二人の若々しい様子を見るにつけて、多少むごいとは思ったものの、まあそれほど違和感はない。さあ、これで2時間40分、マトリックス世界にのめり込むぞ、、!
話は行きつ戻りつ相変わらず説明は長く、まあファンだから許そう、アクションは絶 . . . 本文を読む
もうかれこれ空晴の前の劇団ランニングシアターダッシュから計算すると、25年ほど見続けている劇団だ。この劇団によって演劇の面白さ、楽しさを教えてもらったのだから、ファンとしてきちんとお礼も兼ねて、しっかり見なければならないと思っている。
今回は20作品目というひとつのターニングポイントにあると思う。
いつもより勘違いもまろやかとなり、題名通り(岡部はまさしく詩人だ)人生の濃淡を人との掛け合いでさ . . . 本文を読む
学生演劇だが、練習量が豊富らしく、また出演者も20人ほどの多数なのだが、それぞれ人物がしっかり書き込まれており、楽しめた演劇でした。
題材はいつの時代か分からないが、鬼武者。こういうゲームを買って、昔やっていたことを思い出す。ストーリーも2時間しっかりとしているので最後まで退屈しない。何より学生たちの熱量がこちらにガンガン伝わる。
主要となる、4,5人の演技も迫力あり、声量も十分。彼らは4回生 . . . 本文を読む
読みやすい文章。というより、あまりになだらかな文体、またストーリーが卑近過ぎてそのうちにまともに読む気がしなくなるほど通俗的なのだが、でも、だんだんと面白くなる。
まあ、ミステリーとしては平凡かなあと思っていたのであるが、この小説はプロットが斬新である。なるほどこういう書き方もあるのか、とミステリー好きの僕はにんまりとする。俄然、喜ぶ。
なかなかのものです。最後の意味深な終わりはホラー小説とさ . . . 本文を読む
関西の名劇団。劇団員数も多く、いつも力作を届けてくれる。そして今回は、、。
シェイクスピアのあの有名な「ベニスの商人」の日本版。といっても、そこは五期会、かなりアレンジしたコメディ劇にしつらえた。何といっても、中世の時代に物部氏と蘇我氏の葛藤が設定されているのでユニーク。脚本も超長場だが最後まで丁寧な進み方で飽きない。本当に面白かった!
俳優陣もみんなカッコよく、舞台で見栄えする。今回は特に衣 . . . 本文を読む