何か日韓問題で揺れていてしばらく韓国映画を見ていなかったような気がする。韓国映画大好き人間なのに不思議ですね。ネット等で伝達されていることすべてが真実かどうか分からないのに、、。
ということで、なんとか無難そうな映画から入ろうと思いこの映画を選びました。実に素直な映画作りで誰にも問題なく画面にググっと入っていける演出ぶりでした。まあ、.こういう主題は今やもう出尽くされた気はするが、それでも料理帖 . . . 本文を読む
ごめんなさい。何を見ればいいのか最後まで分かりませんでした。
恐らく生活のために違法ハーブ(危険ドラッグ)を栽培している女性大生二人の心情を綴ったものと捉えましたが、だからなんなのかその問いかけが僕には伝わってきませんでした。
犯罪についての認識もあまり感じなかったし、透明なイメージが美意識をくすぐり邪魔をする。
これほど何も感じない作品も珍しいです。褒めてる方が多いので、そこそこの作品なん . . . 本文を読む
定番といえば定番だが、コメディの基軸がしっかりしているので安心して見られるし、登場人物も一人一人個性豊かに書かれているので豊穣感もある。これは湯浅氏の並大抵ならぬ演劇への愛であろう、それが観客にストレートに伝わるのがうれしいね。
ラスト近くからばたばたとみんな100%のハッピーエンドをもらって終わるが、少々駆け足過ぎると思ったが、舞台に至福感はみなぎっていた。たまにはこれもよかろうと、いい休日を . . . 本文を読む
途中で見たくなくなったけど、結局最後まで見てしまった映画ですが、、。
ここからはネタバレです。-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- . . . 本文を読む
演劇では若い世代がよく取り上げる架空の世界の話である。そこでは未来樹のお定めにより運営されている神代の国のようである。そこに生贄として捧げられる一人の女性が現れる、、。
と、このような政治状況での革命がのたまわれるが、いやあちょっと気恥ずかしい。ラストで出演者全員によるシュープレイコールが始まり、この劇のテーマをみんなが叫ぶ訴えるのだ。
でも、何かなあ、最後でこのようなことをせずとも、十分この . . . 本文を読む
ポスターが断然良くて見てしまった。あれって、「アビーロード」のジャケットでしょう?
ということで、本篇はダニー・ボイルらしさを感じ得ず、話も予定調和に終始し、吾輩にとってはとっても感動編にはならなかったです。というか、「ビートルズがこの世からなくなったら」という発想がすべてで、これはビートルズだけでなく、バッハ、モーツアルト、ショパン、、とかいろいろ考えちゃいますね。そういう意味ではビートルズの . . . 本文を読む
二人芝居、2本組。
目の前に竹内銃一郎氏と松本修氏がいるのに驚き。このお二人、演劇界で通の人なら知らぬ人はいないほど、御大家である。まさか見ることができるとは、ましてやこのお二人が演じる演劇を見ることができるとは、、。驚いた。
映画監督と助監督のシリアスでしかしコメディタッチの、少々不条理劇をも感じさせる秀逸な劇である。なにせ、当時の文化状況がポンポンとセリフで出てくるので、懐かしさもにじみ、 . . . 本文を読む
人間と動物との連関を面白おかしく哀しくコミカルに捉えた演劇と言ったらいいんだろうか、、。ブラック企業での絶え間ない日常は僕らの生活そのものであるし、ふとそれを乗り越えたい何かが僕たちを砂漠に連れ出しその時はっと人間から変身しているのを知る。
寓話とも言えない何かしら人間の悲しみさえ感じるコメディであった。 . . . 本文を読む
こんなに読みやすい小説も珍しいなあ。話が小刻みに章が設定してあるし、話が前にの交錯することもないし、主人公の目線そのままにストーリーが進行する。こんなシンプルすぎる展開もまた珍しい。、
ミステリーでそれができるということは、逆説的にはそれほど練っていないということにもなりかねないし、まあ本格物とは全然縁遠い。読者が犯人を当てる伏線など、そういう設定がほとんどないと言っていい。
ということはこの . . . 本文を読む
実にゆったりと寸分の違いのない大作家風の演出ぶりである。是枝の研ぎ澄まされた気持ちが映像の隅々にまで入り込んでいて、彼も随分老成してきたなあと思わせるほどだ。
それほど映画的にはけなすところなど全くない作品なのであるが、如何せんよくある母娘の大げさな諍いなどの葛藤もほとんどないことから、ドラマ的にはむしろ地味で(是枝はこれを狙ったのだろうが)ある意味劇的でないことから平板だと思ってしまい眠りを催 . . . 本文を読む
超ベストセラー、ピアノコンクールものの映画化だ。何とも、恋があったり、よくありがちな諫め、嫌がらせなどが全くない真っ正直ないわゆる本格クラシック音楽映画なので、通常の娯楽を求めて映画館に来た観客は2時間どう過ごされたのであろうか、、。
と、マイナーな言い方をしておりますが、クラシック、特にピアノが好きな吾輩にとってはこの上ない非常に面白い映画でありました。4人の挑戦者の性格付けや色合もくっきりと . . . 本文を読む
学生演劇である。僕の演劇を見る魅力の一つに若い人たちから何かを得るということがある。若い人たちは見ているだけでそりゃあもう十分楽しめるし、何より自分がその時に戻れるのである。
そして、初めて関大の構内に入る。土曜日だというのに構内は人が思ったよりいる。というか、普段はもっと人が多いのか、、。
劇はなんと2時間20分の長尺だ。脚本が若い人に委ねられていそうな発想と組み立てで、どうも面白いんだけど . . . 本文を読む
あの超ダークなジョーカーの誕生物語である。前半、じっくりと悲劇の生涯を背負うジョーカーが描かれる。これは僕の想像外であった。彼はとても人間臭あふれるそこらにころがっている路傍の人なのである。むしろそれは悲しみさえ感じるほどで、意外な展開だぞと思わず叫びたくなった。
ところが、自分の出生の、またさらに母親の真実の姿を知るに及び、いよよわれらが知るところとなるジョーカーに変貌してゆくのだ。そのすさま . . . 本文を読む
中国映画「帰れない二人」では女に助けられたがために女と別れる男を、そしてこの作品では女を助けられなかったがために女と成就する男を描いている。面白い。後者が日本映画であることがなおさら面白いのだ。
こんなに女々しくない男を描く日本映画って、久々でないのか?去勢されたかのような男性が多い現代社会において、(幼児性ではあるが)男の子たるメンツを満喫したこの作品は忘れかけたかのような男の本質を描き、そし . . . 本文を読む