館内は結構笑いが出ていたが、僕自身途中不覚にも眠ってしまい、何か集中力を欠いたまま見始めたのだが、ディペートというあまり好きでないテーマがこの映画の底辺に居座っているのを感じ、珍しく映画自体を好感を持てないまま見終わってしまっていた。
こういう企業ものも、あまりに身近に感じたのも乗れなかった原因の一つかもしれない。
映像がセピア調だったのも映像派の僕としては少々減点かな。
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今一番お気に入りの乙一原作であり、切ない系の代表作。
心を外に出せなくて、自分の世界だけに沈んでいる人、或いはそういう時を感じる時って結構あると思う。人間って、弱い動物だから、自分ひとりで生きられないというのは分かっていても、生きていく環境の厳しさにたじろいでしまい、主人公が杖を携えるのを尻込みするように、小さな自分だけの世界に居つづけようとするものなのだ。
この映画はそんな世間からは無視され疎外 . . . 本文を読む
ある芸術家の今際の際に見る走馬灯のような自分の人生。そこに見えるは芸術への営みよりも女、女へとたどり着く果てしない旅でしかなかった。
と、予想していた芸術論は全く吐露されないまま女性遍歴を誇張しているクリムトは自分自身と触れ合う何かが全くなく、見ている我輩にもそのうち余裕が出てきてしまい、映画以外のことを考え出してしまいました。
この映画を見て何かを得る人っているのだろうか、、。
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予想外に面白く、言葉の一言一言、そのニュアンス、顔つき、動作、、これだけ笑えるのはものすごい才能だと思う。それが舞台劇みたいに大げさでなく、さりげなくいい。映画館で見ればよかったなあ。予告編のイメージとは大違いでした。
人生とかを問う映画ではないけれど、それでも見終わったあとの清涼感は何かを得た感がする。秀作。
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娯楽映画の形を借りた問題作。現代を模倣しているわけでもなく、最初は未来へのペシミズムかなとも思った。とにかく、誰が敵か見方か、何が正義か、何を希望に生きているのか、一切見えない展開なのだ。これは人類への警鐘というようなものでもなく、人間への諦観、平たく言えば地球への失望、そういうものまで感じてしまうほどやりきれない戦闘と逃亡しか描かれない。
しかし、20年ぶりの人類の誕生ということを起因でやはり将 . . . 本文を読む
現代アメリカ映画の旬というか、題材といいいかにもアメリカ的であり、文明が発達しすぎているところの雑誌社という素材なのだが、捉え方、興味、ファッション、すべて今考えられる映画的センスのすべてが娯楽映画ではあるが敷き詰められている。
アン・ハサウェイもメリル・ストリープと演技的にもいい勝負をしており、その心理の緊密さにおいても映画的楽しさをずっと維持させてくれた。脇役もみんなうまく、映画的エンターテイ . . . 本文を読む
意外としっかりとした演出に奇想天外な物語も違和感がないまま進むことが出来る。
人間って知らないでいることの幸せというのも考えないといけないですね。課長の話は少しウソっぽい感じもしましたが、同僚とのほんわか恋愛は感動しました。
子供の話も母親が本当の子供に気づくシーンは涙が止まりませんでした。
ヤクザの話もいいですが、一番印象が薄いでしょうか。でも、伊東美咲との掛け合いは楽しかったです。
死後への世 . . . 本文を読む
ほんわかムードで展開する海洋の衣装を着た脱力系余裕映画。
こういう映画は見るほうがどこまで心に余裕があるかで評価も決まりそう。いろいろばら撒いたエピソードも面白いしアイロニーに満ちているが、ラストに収束させるところは映画的であり、観客を意識した憎らしさ。
ビル・マーレーは意外と良くない。彼は少々哀しみを感じさせる役柄の方が俄然発揮するのではないだろうか、、。
アンジェリカ・ヒューストンは言うことな . . . 本文を読む
前半は通常の猟奇犯罪ものかと思わせるテンポが遅い展開から、後半ぐんぐんあっと驚くミステリー仕立てに持っていく脚本は原作の強みもあろうがなかなかのもの。
酒場での男二人の腕一本で100万ドルという布石も効いているし、俗っぽさ部分でのサービスもあり、娯楽映画としては水準の出来。
酒乱の母親を演じたアン・バンクロフトの久々の余裕、うまさ。
グウィネス・パルトロウがこんなはやくで出てたという驚き。
何より . . . 本文を読む
どうしても気になってしまい見てしまう映画っていうのがある。この映画がまさにそうで、1作目が強烈だっただけに、いまだにそのときの衝撃が脳裡に残っているのである。本作は最終作のようで、前作の解決篇らしき手法を取り入れている。別にそこまでサービスしなくてもいいと思うけれども。この作品を初めて見る人は何のことか分からないだろうに。
映像もかなりクリアになり、それなりに金をかけていることも分かる。でも、肝心 . . . 本文を読む
タイという珍しい素材ではあるけれど、内容はチンピラと売春婦の小さな恋という狭い範囲のテーマで、古臭い題材だ。
これだけ陳腐であれば、誰もが目を引く俳優の存在がキーであろう。残念ながらこの作品にはそれもなく、可もなく不可もなくといったところか。
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女の子の夢が現実のものとして獲得するにはいかに、という普通の女の子なら誰でも考えていそうなことを映像化したラブストーリー。
ちょっと主演の二人がとうがたっているので、みずみずしさはそれほど感じなかったが、それでも中谷美紀はうまいね。相手役の大沢たかおが定番過ぎて新鮮さは感じなかったが、まああんなものかなあ。
川原亜矢子が何のわだかまりもなく元のさやに戻っていくところなんかはちょっと安易過ぎるが、で . . . 本文を読む
テレビを見ていない我輩にとっては乗れないところも多々あったが、作品的にはうまく作ってあり、かなり楽しめる作品となっている。ぶっさんが出てくるまでの間合いもうまいし、「フィールドオブドリームズ」の引用なんて、なかなか憎い。
栗山千明の女自衛隊も迫力あり、魅力たっぷりであった。
シリーズを見ていた人にとっては涙腺がゆるくなってであろう演出には拍手を送りたい。僕もその仲間になりたかったね。
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前篇ほどのアクション的な興奮は後編にはないが、死神を介したLとの1対1の対決はなかなかスリリングで、さすが息を呑むほどの面白さもあった。
戸田恵梨香の軽さのキャラも意外と藤原竜也に恋する強さも表せていたし、何より松山ケンイチの頭脳タンクは観客に挑戦させる盾として演劇的高揚さえ感じたほど。
ラストの展開も観客を納得させるものであり、どんでん返しというほどでもないが、あっといわせるミステリー仕立てにし . . . 本文を読む
水彩画で描かれたさまざまな愛の終焉の風景画。いやあ、意外と良かったので涙ぼろぼろでした。消防士との恋。けなげに生きている二人なのに別れは突然やってくる。相手への思いやりが深ければ深いほど神様は邪魔をしてしまう。
7人のこびとと白雪姫のぬいぐるみの人たちの人間への慈しみ、優しさ、連帯感は突き抜ける愛のいとおしさを感じる。人の心の触れ合いのいじらしさ、大切さを描いて名品。
もう終わっているはずの愛に気 . . . 本文を読む