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審議官(今野 敏著)(新潮社 2023) 80点

2023-03-25 18:23:16 | 読書遍歴

この竜崎シリーズは今まですべて読破している。とても面白く、いつもスカッとする。そんな本は意外と珍しいのだ。今回は、9編の短編スピンオフ集だ。長編ではないけれど、それでも面白さは変わらない。すぐ読破してしまった。

身内の家族はすべて出し、前任の大森警察署のその後も描いている。小高刑事も出て来る。いやあ、ファンとしてはものすごくうれしい限り。

もう読み終わり、次作を期待している。そんな書物はやはり僕にはこれぐらいかなあ。


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2 コメント

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「審議官」について (風早真希)
2023-07-05 11:32:06
こんにちは、セントさん。初めて、コメント致します。

この今野敏さんの「審議官」は、「隠蔽捜査9.5」とある様に、隠蔽捜査シリーズの外伝的な作品で、9編の短編集。
竜崎伸也が警視庁大森署の署長から、神奈川県警刑事部長に異動になった頃の事が、話の中心になっていますね。

表題作の「審議官」は、シリーズ9作目の「探花」の出来事が取り上げられています。
リチャード・キジマ特別捜査官が、少しだけ登場しますね。

長編作品の中では、中々描けない様な家族の話、妻の冴子、長男の邦彦、長女の美紀の話も1話ずつ描かれます。

テレビのニュースで聴いた事件に既視感を持つ妻の冴子ですが、私も読んでいて既視感を感じました。調べてみたら、アンソロジーの「惑 まどう」で読んでいました。

家族以外にも、大森署の斎藤治警務課長や貝沼悦郎副署長も登場しますね。
因みに、大森署の新署長である藍本百合子は、北海道警から異動してきた女性キャリアで、大変な美貌の持ち主だとか。

どの話も"原理原則"を貫く竜崎の、清い姿が気持ちいいですね。

とにかく、この竜崎伸也が登場する作品は、今後も読み続けたいと思っています。
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初めまして。 (セント)
2023-07-05 23:34:45
風早真希さま。
良くいらっしゃいました。
竜崎のこのシリーズは、読んでいてすかっとしますね。日頃のストレスもすっ飛んでいきそうな気がします。
みんなも同じ思いで読んでいらっしゃるんじゃないでしょうか?
ベストセラーの理由もわかります。
それではまた。
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