珍しき昭和の映画絵看板集。見ているだけで、自分の人生の一コマを追っている気がする。
作品は僕の生まれる前から始まっている。
写真は大阪の難波あたりが多く、それもあって懐かしさが込み上がってくる、、。
写真は名作もあれば、無名の見知らぬ娯楽映画もあり、また映画館前を歩く人たちの顔、身なりがその当時の時代を浮かび上がらせ感動する。
あれっと思ったのが、名作映画でも女優を(特に太もも辺りを)扇情 . . . 本文を読む
読みやすい青春ミステリー。しかも断然の本格物。なかなかの拾い物でした。
やはり作者の方は若いんでしょうな。その青春の時しか見えない何かをあぶり出してます。でも吾輩のような老人でもしっかりそれについていけるわけだから、この方、人の優しさをしっかりと持っとりますネ。そこが素晴らしい!
でもミステリーの中身なんだけど、肝心の殺人が中盤まで出現しない。いらちの私はそこが壁でした。でも、意外な犯人は多数 . . . 本文を読む
佐藤泰志の原作の映画化をすべて見ていますが、監督がすべて違うんですね。でも創り出された作品はすべて1級品で質感もほぼ同じ。それだけ原作の力が強いということなのだろう。本作も函館のどんよりとした空気感と静かに漂う微光が感じられ、わが心を大いに揺さぶる。
この映画の場合、生と死の割合が男の中でぐらぐら揺らぎ、かろうじて均衡を保っているのが、ただ治療として行っている走ること。友人もましてや妻でさえ生き . . . 本文を読む
かなりユニークな法律ものミステリーです。今時の学生がこれほどのインテリ集団とは思えないのですが、まあそうなのでしょう、とても面白いです。
5編の短編集ですが、最近の現代用語が多く、あまりSNSに詳しくない吾輩は苦しい展開ではありますが、でもついていくことはできました。
5編全部いいけど、敢えて言うと最初の「六法推理」が面白かったかなあ、何となく犯人を当てちゃいましたネ。
読者を選ぶ種類のミス . . . 本文を読む
お気に入り大山の新作です。今回は気楽に読めるアリバイ崩しものです。刑事は相談する相手が若い美人時計屋というのもいいです。
5編の短編なんだが、どれも楽しく読めます。特に新しいものもなければ、かと言って古臭いトリック物でもなし、そこが気鋭の大山のなせる業。次回も楽しめると思います。 . . . 本文を読む
北欧フィンランド映画です。森が家と共にあり、いい環境ですね。一人の女性画家の一時期の姿を追っています。伝記映画なんだが、最後まで映像は彼女の絵画のような色彩を捉え、絶品です。
映画は彼女の絵画に影響を与えた恋愛に焦点を絞っている。ところがこの映画、女は完全に恋愛モードなんだが、一回り以上年下のこの男は何と言っていいか、かまととだったり、優柔不断だったりするのか、彼女とのボタンの掛け違いが多すぎる . . . 本文を読む