話は素敵なんですが、なんだか、という感じです。この映画、冒頭の吉幾三の先生のセリフ回しから何か嫌な予感がしました、、。
何か分かりませんが、みんな吉永に気を使い過ぎているのでしょうか、成島からしていつもの実力を発揮し得ていない。阿部、鶴瓶 そしてあの井浦新までもが何だかぎこちない。
どうしても吉永を中心にもって来ようとするのか、この映画のリズム感がぎくしゃくしてる。(大体吉永の映画はいつもそん . . . 本文を読む
思ったより人間的なヘラクレスを描いております。神話的描写はごくわずかです。ヘラクレスがカネ目当てに助っ人に入るというのがミソなんでしょうが、まあそれほどでも。仲間との団結力は少々惹かれますネ。難しく構えないで素直に楽しめる作品です。 . . . 本文を読む
古本屋という職業が好きだ。僕もできたらやってみたいと夢想する。そして舞台は北鎌倉。小津安二郎の住まい近く。主人はうら若き美貌女性。本の虫。ボクは就職活動中の大学卒業生。
4話の短編集だが、それぞれ関連もある。いわゆる安楽椅子探偵ものなんだが、最近この手のミステリーが流行っている。大体、作者が探偵を気取り、謎解きをしていくわけだから解決篇はなるほどフムフムといっても当たり前のことである。
そんな . . . 本文を読む
昔懐かし西部劇へのオマージュが随所に感じられる佳作です。下ネタ連発だがずっこけてる部分もあり、それなりに楽しい。カメオ出演は、え?、ユアン・マクグレガー、分かんなかったよ。それにしても豪華俳優陣。セスッて好かれてるんだね。映画へのその思いに大拍手。 . . . 本文を読む
うーん、見ていてこの息苦しいまどろっこしさはなんだ。猿対猿、猿と人間との戦いに見立て(猿への描写が秀逸)、人類の悲劇の深淵を見る思いがする。人間は果たしてこのちっぽけな地球に共存がどこまで可能なのか、それは政治・宗教・人種を包含し彷徨う。 . . . 本文を読む
嗚呼、フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。アメリカ映画にとって彼の存在がいかに大きいか亡くして初めてみんな思い知る。でもこの作品、彼にとってはつなぎの作品と思われるような佳作ではあるが、彼の表情を追うだけで2時間は過ぎ行く。いい。 誠に惜しい俳優である。
他に俳優陣が豪華だ。同僚に「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホス(雰囲気がある) 、今売れっ子美貌女優のレイチェル・マクアダムス、個性派俳優 . . . 本文を読む
何と面白い設定。心情的にみんながワカル映画だ。これだけ面白い脚本なのに、監督の技量ってやはり映像にそのまま出ちゃうんですね。
多少シリアス気味のコメディ風に味付けしようと思ったんだろうが、どうも演出がまどろっこしい。映像がこれだけの素材を具してても、しゃきっと締まらない。班長の雪解け気味の気持ちの流されようがいかにも早過ぎる。情緒に流され過ぎてる。とか、いろいろ勝手に僕は吠えてます。
結局北の . . . 本文を読む
何を見るべき映画なのか、とか途中でうろうろ考えてしまう。最初からニコール中心の映画だというのは分かる。分かるが、さして思ったより退屈なのだ。(予告編を見過ぎたせいだろうか)例のスピーチシーンで、、
大勢が覆った感もしないのである。
だって、彼女はスピーチで愛の力を訴えていたんだよね。あのスピーチで政治家にそれほど影響を与えたとは思えない。ただ彼女の后妃としての思いの外の真剣さは伝わったろうが、 . . . 本文を読む
子供たちが親からも親族からも実質的に見放され、過酷であれ、それでも生きていくという人間の絶対的な本質部分を黙々と淡々と、そしてロングショットを多用して客観的に描いてゆく。その荒れ野に放たれた野生の少年たちの生き様からは人間の根源を見る。
ラスト、父親の亡骸の上を歩き始める少年は一卵性双生児の一方とも別れ、初めて己の人生を闊歩し始める。なんと爽快なラストであることか。人間というより、むしろ動物の生 . . . 本文を読む
大体2,30分でストーリーが分かってくれば、なぜこうもこの映画、静かなんだろうなあと思ってしまう。人生とはエンドがあって初めて人生といえる。でもそのエンドが10年先に伸びたのなら、人は静かにエンドを迎えるのだろうか、、。
役所が最後に切腹のために家を辞去する際、微笑みながら、なぜか足の運びも軽やかそうに見えたのは僕だけだろうか、、。自分が死ぬ。夫が死ぬ。父親が死ぬ。それはすごく凄絶なことなのに、 . . . 本文を読む
大人のOLのためのファンタジー童話といった感じですね。空知というところがとても夢のような素敵な場所に思えてきました。清涼飲料水のような映画、といえば語弊があるかもしれませんが、こういう映画もたまにはいいかな。
見終わって、田口トモロヲや前野朋哉 や りりィ や きたろうはあの3人から見えた幻視かなと思った。安藤裕子の占める割合が多いので3人主役のようなものなんだけど、家に帰っ . . . 本文を読む
予告編のほうが面白かったかも。実直なビジネス映画なんです。野球スカウトが実際はもう投資会社の事業として産業化されてるんですな。まあ面白いけれど、アメリカってなんでも金儲けですね。ドラマとしてみるにはちょっときついかな。 . . . 本文を読む
香港映画のリメイクだなんて全く分かんなかったよ。ただ、こういう設定の映画をよく見るなあとは思っていた。でもこの手の映画は好きだなあ。2時間、画面に集中させる何かがあるね。
この映画のみそはハン・ヒョジュの可愛さと、チョン・ウソンの初悪人ぶりだと思います。この二人が普通の役者だとストーリーだけで持って行かなければならないですね。それじゃきついとは思わなかったでしょうが、リメイクだから何かが欲しかっ . . . 本文を読む
何気なく見た作品だったが、この作品にかけるスタッフの思いが画面の端々にまで感じられ、その凝縮した映像は生の人間像を現代に甦らせる。
桜田門外の変で死ぬ時期を逸したがために、13年もその時をじっと待ち、探し続けた二人の男の話である。
冒頭の桜田門外のすこぶるリアルな描写といい、生きているのか死んでいるのか不明な生活に追い込まれる、二人の人間の陰影深い心情を濃密に捉えた奥行き感のある演出といい、本 . . . 本文を読む
昨日から1泊で尾道に旅行して来ました。尾道はかれこれ3回目で7年ぶりです。
尾道ほど地方で映画のロケ地に起用されたことが多いのも珍しく、古くは小津の「東京物語」から大林宜彦の尾道3部作、新3部作、新藤兼人の作品群など名作が多い。
尾道は平地部分が少なく切り立った山に軒並み家が建っている。必然的に石段の多い年寄泣かせの地形である。でもそこがとてもいい。ちょっと上に歩き下を見れば尾道水道が横に見え . . . 本文を読む