ある町工場。大阪とともに工場も人間たちも疲れ始めている。屋上にある立派な庭園を老父母の要望でエレベータ造りにするため大改造することになる。今までの手作りの我が家の歴史、思い出、すべてが消えてゆく、、。
高橋はある工場を一つのモチーフに、人間の生きてきた営み、その喜び、苦しみを切り取ってゆく。
それらは観客の心と重なって融合し、舞台の終わり近くになったとき、自分の心が暖かく、そして濡れていること . . . 本文を読む
意外と素直な少女であることよ。その清らかさ故、、
現実に立ち向かえられなかったのか、と残念至極の気持ちが残滓となる。
まずボスキャラ母鬼の能力・臭気たるや度を過ぎていてホラーを超えている。なぜ少女はこの世に生きていていい存在ではなり得ぬ母鬼を倒せなかったのか?これに尽きる。
精神的属性を担う多々羅の非人間的行為、実際は仕事のために人を利用する桐野の存在も彼女の生き方に影響はあっただろうが、で . . . 本文を読む