セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

捨て猫という名前の猫(2009 樋口 有介 著 東京創元社) 80点

2015-07-01 23:19:40 | 読書遍歴
ミステリーでも書けているかどうかがいい小説の評価につながる。ストーリー、トリックなどに追われて肝心の人間描写が浅いものもよく見られる。 それはミステリーだから仕方がないと思う人もいるが、ミステリーでもじっくり書いてほしい。それは小説全般に言えることである。 中年探偵(刑事上がりのルポライター)柚木草平の心情吐露が超いい。女性との掛け合い会話がとても楽しい。日本版フィリップ・マーロウでもある。い . . . 本文を読む
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ハイネケン誘拐の代償 (2014/ベルギー=英=オランダ)(ダニエル・アルフレッドソン) 70点

2015-07-01 18:33:07 | 映画遍歴
娯楽作品として見れば結構面白い。結末は最初から知っている訳だから新味はない。そこをどう作るか、どう見るかがポイントだろう。 クライムものとはいえ、それほどサスペンスがあるわけではない。むしろ犯人たる若き5人が、被害者たる大人に翻弄されるところがミソなんでしょうが、それほどパンチが効いてはいない。 また筋書き通り進んで行かないので仲間割れしてゆくところも何か突っ込みが甘い。演出がちょっと柔らかな . . . 本文を読む
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