鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

南蛮船係留の大クス

2008-02-07 | 巨樹・古木
南大隅町根占川北に、南蛮船係留の大クスと呼ばれるクスノキの古木があります。
場所は、南大隅町役場(旧根占町役場)の前の、国道269号線の脇です。
雄川の河口付近の右岸に当たります。


国道から見た大クス。
 幹周り:9.8m
 樹高:17m
 樹齢:約1000年
根元は空洞化しておらず、樹勢も盛んな木です。


反対側から見た大クス。
向こうに見えるのが雄川です。
名前の由来は、約500年前、雄川河口は天然の良港であり、唐や南蛮、琉球などの船が出入りする貿易港で、異国船はこのクスにとも綱をつないで、交易品を荷揚げしたことによるそうです。
この付近には唐人町もでき、港は繁栄しました。


大クスの根元。
ここにとも綱をつないだのでしょう。
コメント (2)
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