鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

樋脇川源流を訪ねて(1)

2015-12-22 | 源流を訪ねて

樋脇川は川内川の支流で、薩摩川内市入来町の入来峠を源流とし、薩摩川内市樋脇町で川内川左岸に合流します。

川沿いの風景や史跡などを見ていきます。

 

左が川内川、右が樋脇川です。

 

合流地点の左岸に戸田観音があるので訪ねました。

境内の古木が倒れていました。8月25日の台風による強風で倒れたのでしょうか。

 

倒木を根元から見たものです。右が戸田観音。

 

戸田観音堂です。

 

お堂の中に観音様と河童が祀られています。

1459年、祁答院徳重の娘が、川内川上流で7人の侍女と舟遊びをしていて、藤の花を折ろうとして川に落ちました。

侍女たちは助けようとしましたが探すことが出来ず、責任を取って入水自殺しました。そこを八女の瀬といいます。

 

娘の遺体は3日後に、ここ戸田の渕に浮かびました。これはガラッパ(河童)のいたずらだとして、ガラッパの像を観音様の足元に閉じ込めました。

それ以来、この付近では溺死者はいないそうです。

 

境内の戸田観音石塔群です。鎌倉末期から戦国時代にかけて造立されました。

 

石塔に彫られた像です。

 

樋脇川の最下流にある戸田橋を下流から見たものです。

 

戸田橋から下流を望む。中央の森が戸田観音です。

 

戸田橋から上流を望む。これを上流へ行きます。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする