鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

石井出取水堰跡

2017-03-12 | 史跡

鹿児島市伊敷の石井出取水堰跡を紹介します。

 

甲突川の右岸に、石井出取水跡地の碑があります。

 

水神の碑です。

 

水神のところから見た甲突川。右岸側に、立派な石畳があります。

ここに、石井出用水と言われる取水堰がありましたが、平成5年の鹿児島豪雨災害で流失しました。

 

堰は長さ40m、高さ2mでした。取水口のところにあった水神碑には、文化十年(1813年)と刻まれていました。

 

大きな石が残っていますが、これも堰の遺構です。

 

下流より見る。堰により、120ヘクタールの新田が開発されたそうです。

 

用水路には、このような石橋が架けられていました。(案内板より写す)

 

甲突川を上流へ行くと、小山田中学校の前に「ほぞ穴」という石が並んでいます。

ほぞは、材料をつなぐとき片方にある突起で、ほぞ穴は突起を入れる穴です。

 

これは、旧河道の右岸川岸にあったものを移設したものです。

 

このほぞ穴の用途については、わからないそうです。

 

聞き取りによると、「河頭太鼓橋の架橋構法を試験的に調べた跡」や「用水のための井堰跡」ではないかということです。

コメント (4)
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