日置市吹上町和田苙口(おろくち)の苙神(おろかみ)を紹介します。
苙口集落の道路に案内板があり、これに従って進むと鳥居があります。
緩やかな斜面を登って行きます。
山頂に着きました。右の岩が苙神です。苙(おろ)とは家畜を囲っておくところで、牧に相当します。
薩摩藩には20の馬の牧があり、馬を放牧して軍馬、農耕馬などを育てていました。ここは伊作牧(和田牧、大坂牧、白川牧)に当たります。
正面から見た苙神。
牧には牧神(馬の守り神として祀られる巨石や祠)がありました。この苙神が伊作牧の牧神に相当します。
正面の割れ目は不規則です。
左から見る。左は直線状の割れ目に沿って割れています。
左にある石碑。
右は苙神の碑です。左は、案内板によると山の神または疱瘡の神と思われます。
右から見る。右の割れ目も直線状です。
右にある紀元二千六百年の碑。