鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

フナンギョの滝

2008-06-08 | 水辺の風景
奄美大島の、川内川にあるフナンギョの滝を紹介します。
奄美市住用町に、太平洋に注ぐ川内川があります。


川内川河口。
直接海に注ぐのではなく、河口は潟になっています。
右岸の建物は、奄美体験交流館。


林道を上流に行きます。
川内川中流付近です。
奄美大島は、このように山の深い島です。


さらに上流に行くと、遠くに滝が見えてきました。
ここからは、まっすぐな滝に見えます。


真下から見たフナンギョの滝です。
高さ35mです。
途中で一度落ちて、さらに曲がって落ちています。


滝の下。

フナンギョとは、「舟木を取りにいくところ」という意味らしいです。
この付近の山で、舟木を取っていたのでしょうか。

奄美大島は山がちの島なので、住用川にはこれより大きな滝もあります。
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奄美の花

2008-06-07 | 植物
今、奄美大島に咲いている花です。


デイゴ(マメ科)

♪デイゴの花が咲き 風を呼び 嵐が来た・・・
 (島唄)

デイゴは沖縄の県花で、沖縄のイメージが強いですが、奄美にもあります。
あちこちにデイゴの大木があり、今の時期、深紅の花を咲かせます。


デイゴのアップ。
いかにも南国的な、情熱的な花です。


イジュ(ツバキ科)
奄美と沖縄の固有種で、自然のもののほか、道路沿いに植栽もあります。
ツバキ科の常緑高木で、直径3cmくらいのサザンカに似た花を、枝いっぱいに咲かせています。


イジュのアップ。
甘酸っぱい香りがします。


ヒロハコンロンカ(広葉崑崙花)アカネ科
直径1cmくらいの、黄色い星型の花が咲きます。
白く大きいのは、顎片の1枚が大きくなったものです。


ゲットウ(月桃)ショウガ科
道路沿いや畑の脇に咲き乱れていました。
花が垂れ下がるのが特徴です。
葉は、おにぎりを包むのに用います。
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珊瑚の海

2008-06-06 | 水辺の風景
奄美大島は、島の周囲を珊瑚礁で囲まれています。


まず、空から見てみましょう。
これは、奄美空港に降りるとき撮影したもので、空港の少し南の海です。
珊瑚礁のため浅瀬になっており、白波が立っています。
奄美空港は海上空港ですので、こんな珊瑚の海を埋め立てたのでしょう。


龍郷町の東にあるアオン海岸です。
潮が引いた浅瀬は珊瑚礁です。


海岸で珊瑚を探してみましょう。
探すまでもなく、そこら中に珊瑚の礫が落ちています。
穴が開いているのですぐわかります。

珊瑚礁は種子島にもあり、子供の頃、この珊瑚をひとの坊主頭に当てて動かすといういたずらがありました。
穴があるため、髪の毛を引っ張って痛いのです。
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沖の立神

2008-06-05 | 水辺の風景
奄美大島には、島の周りの海上に岩峰がたくさんあり、これを立神と呼んでいます。
海のかなたから幸せをもたらす来福者と考えており、宗教的な意味合いもあります。

歌にもよく歌われます。
 ♪朝は西風 夜は南風 沖の立神ゃ 沖の立神ゃ また片瀬波
  (島育ち)
そんな、沖の立神を集めてみました。


島の北、奄美市笠利町の笠利湾にある立神です。


同じく奄美市笠利町の、奄美パークの少し南にある立神です。
飛行機で奄美空港に降りるときも見えます。


名瀬湾の入り口にある立神。


前の立神のアップ。
灯台があります。


瀬戸内町の伊須湾にあるものですが、このようにある程度大きく、木が生えているものは立神とは呼ばないようです。
崎原島という名前が付いています。

奄美大島に立神が多いのはなぜでしょうか。
奄美大島は沈降してできた島ですので、周りより高くて岩の硬いところが、浸食されずに残って、海上に突き出ているものです。
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ホノホシ海岸

2008-06-04 | 水辺の風景
奄美大島にきれいな海岸はたくさんありますが、特に有名で観光地になっている海岸に、ホノホシ海岸があります。
奄美大島の南、瀬戸内町にあり、南東に突き出た半島の東にあります。


太平洋に面しており、小さな入り江になっています。


この海岸の特徴は、きれいな丸い石からなる海岸であることです。
砂岩が多いですが、珊瑚の礫もあります。
大波のときは、石がこすれ合う音がするそうです。


隣の入り江。
入り江の周囲には奇岩がそびえています。


波と戯れる少女が二人・・・


入り江と入り江の間の岩山には洞窟があります。

ホノホシ海岸の名前の由来ですが、この付近は陸地のくびれになっており、漁師が船を陸越しに移動したことから「船越」がなまったものだとのことです。
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鯛めし

2008-06-02 | 食べ物
錦江湾(鹿児島湾)は、良好な鯛の漁場です。
新鮮でおいしい鯛が水揚げされます。
鹿児島中央駅前の朝市で、鯛を4匹買ってきました。
1匹は、鯛めしにしました。


土鍋に、米と鯛を丸ごと入れます。
米には雑穀を入れています。
鯛は、切り身を入れるやり方もありますが、丸ごとの方が豪快で見た目もいいです。
塩、酒、みりん、だしの素を少々入れて炊きます。
食べるときは、鯛の身をほぐし、ご飯と一緒によそって食べます。
少々塩味がし、鯛とご飯が絶妙に絡んでおいしいご飯です。

この日の夕食は、鯛めしのほか、鯛の刺身、鯛の塩焼き、鯛と豆腐の吸い物と、鯛づくしでした。
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慈眼寺の石橋(2)

2008-06-01 | 石橋
慈眼寺の石橋の続きです。

5月29日に紹介した稲荷神社の前に、桁橋の稲荷橋があります。

下流から見た稲荷橋。
 橋長:12.3m
 幅員:2.45m
 支間数:5桁
 架設年代:不詳
右に稲荷神社があります。


上流から見た稲荷橋。
鬱蒼と新緑に包まれていました。
なお、5月29日に紹介した和田川の小さな滝は、この写真を撮った場所のすぐ上流です。

稲荷橋からさらに上流に行きます。
慈眼寺公園に唯一架かるアーチ橋があります。

下流から見た澄心橋。
 橋長:9.4m
 幅員:3.65m
 支間数:1連
 架設年代:昭和4年


澄心橋上部。
右岸から見たものです。
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